この疫禍が始まつてからもインドだとか埃及のナイル川下りにツアーで行く香港の、それも高齢者たちの意地。そこで集団感染。 余生の短さを思へば海外旅行格安の時節柄、知己と一度は印度、埃及の地を訪れておきたいか。
今ごろになつてWHOがやつと世界的なパンデミックを宣言。これまでのN1H1流感蔓延時のパンデミック宣言の迅速さに比べると今回は明らかに強国・中国への忖度としか思へず。
メルケル首相曰く「ワクチンも治療法もないなか専門家の見立てではドイツの人口の60%から70%が感染する可能性がある」依つて出来うることは「感染拡大のスピードを遅らせる取り組みを進めていく」こと。その抗疫の時間引き延ばしのなかでワクチン開発なり治療法確立で今後の防疫に努める……なんて現実的なのか。感染爆発前の状況で抑へられてゐるとか何時まで経つても「こゝ数週間がヤマ」なんて言葉濁してゐる何処かの国の政府との桁外れの感覚の違ひよ。そして米国は欧州からの渡航制限(翌日、米国は非常事態宣言を発表で日本は未だ)。この欧州は「英国を除く」。英国の脱欧派の人々にとつてはまさに喉の溜飲が下がるところか。
防疫で完全防備の女性。今の季節はまだこれができるがそろ/\高温多湿の季節を迎へたら何うするのだらう……。口罩をしてゐない人、その多くはガイジンだがMTRで口罩をしてゐない乗客の隣を避ける人も少なからず。