昨年の反修例風暴から今年の疫禍で香港の不動産価格も下落。住宅はSARSに比べれば下げ幅小さいが過剰な高騰みせてゐた小売店の賃料、殊に大陸客の購買力高かつた銅鑼湾や尖沙咀は大型店舗の停業も相次ぎ賃料下落でも次のテナント見つからず。賃料高騰が異常だつたと思へばこのリセッションは必要なことなのかも。
中国で内部情報によると昨年11月17日に武汉肺炎の感染ありとSCMPのスクープ。中共は風説どころか政府筋までが今回のウイルスは米国の仕業と発言。今回の疫禍はとにかく政治的。
政府や中共、建制派筋から圧力多大の公共放送RTHKだが市民の支持高く香港電台の〈頭條新聞〉FBサイトに「いいね！」数万殺到 - 立場新聞 といふ人気具合。RTHKのトップはかうした内容の放送に批判もあるが社会不穏で市民の間にもさまざまなフラストレーション鬱積するなか、かうした番組を愉しむことで多少の息抜きになつてゐると。御意。
こゝ数年、血液検査こそ何度かしてゐたが全般的な健康診断してをらず最後はもう５年前だつたか曼谷のBumrungrad病院にて。香港でのこれはもう15年ぶりくらゐかもしれない。中環の高級クリニック密集の中建大厦にある診療所へ。昨晩の夕食から断食だつたので検査終はり早めの朝昼の兼食で一樂焼鵝へ。此処も一時期は大陸客で長蛇の列だつたが今は昔。
晩は家人と筲箕灣・愛秩序灣街市にある紹華小厨へ。街市食堂だが煲仔飯が評判で魚香茄子煲と臘腸田鶏煲仔飯（中華腸詰とカエルの釜飯）を飰す。以前、一度訪れたのだが昼食で、煲仔飯は夜だけ提供で今回が初めて。確かに美味。
筲箕灣にはトラムの車庫あり線路のスヰツチ好きには垂涎のポイントだが通りかゝるとスヰツチ故障で職員が車庫から出てきて慌てゝ手動で切り替へ。筲箕灣の明記甜品に寄りマンゴーのデザート頬張る。
