まさに「寝耳に水」といふ感だが林鄭が早々に南韓封関。それも今朝からの急。韓国もカルト教会中心に感染著しいが感染元の中共については今でも完全封関してをらぬのに韓国に対するこの仕打ち。林郑にしてみれば中共は国内であり物流など含め総合的に判断すると封関できぬが韓国なら、となる。さうなると「次は日本か」。
昨晩、香港の総領事館から「香港政府が日本も拒絶した」といふメールが届いたといふ話が流れてきて韓国はニュースに流れてゐるが日本のそれはなく一体何ういふこと？と思つたら香港市役所の衛生局長が昨日の韓国封関発表の記者会見で日本と意太利からの旅客と両地渡航の香港居住者に対して現状を考慮して香港入境後は14日間在宅で経過観察と体調管理等を「建議」といふ内容で今後の状況次第では韓国同様の措置をとる可能性もあると言及。それを受けて在香港の総領事館は香港市役所から各々然々と「建議」を「提案する旨発表しました」と慎重に邦人にお知らせ。それにしても衛生局長が未決定の「かうした方がいい」を「建議」するのは如何なものか。曖昧。これも日本の疫禍悪化で「日本封関」の可能性大で衝撃の緩急だとしたら……。いずれにせよ、この衛生局長の日本対応の「建議」は今朝の地元マスコミに（少なくともアタシが識るかぎりでは）取り上げられてをらずアタシも一瞬「香港政府が日本も拒絶した？」と慌てゝしまつた次第。
香港の昨日の感染は７名と昨日より+2だがダイプリ号乗客４名と北角の仏堂が２名である（その他１名）。そしてその７名の居住地もしつかり団地やマンション名まで公開されてゐる。
そして日本は感染の「拡大か収束かこゝ１〜２週間が山場」だといふが特定地域でパンデミックな事態ではないから「武漢封城」や交通機関停止のやうな重大な措置の検討もできず「人の集まるところや満員電車を回避しませう」「手を洗いませう」と小学生でもわかることを専門家が発表するのが関の山。具体的に学校の休校措置は？となると文部省では？となり各都道府県、市町村レベルの教委？そして学校毎に状況を判断して……となるのであらうし「イベントなどの開催の見直しを各団体は検討を」といふ程度で何一つ具体的な対策もとれぬまゝ。それにしても「軽症の場合は自宅療養を」とは……それが感染拡大の温床だろ。朝日新聞も大本営発表をそのまゝ記事にするのではなく「政府脳内感染」と１面から叱るべき。
そして各地でじわ／＼と広がる感染拡大も漠然と感染者のゐる地域の発表だけ。今日の新聞（朝日新聞）もこの程度の記事。韓国が、意太利が何うのかうの、景気に与へる影響よりもつと考へるべきことがあるはずだが新聞社とて何ら情報がない。まさに大本営発表か頼りは陋巷の風説で戦時中の言論統制の如し。
厚労相・加藤何某の会見など「速報」で流す意味なし！政府の基本方針 が「……促す……呼びかける……要請する」とは見上げたもんだよ屋根やのフンドシである。ちゃんちゃら可笑しくてヘソで茶を沸かす。晋三始めこんな連中に国政を担はせてゐるのだから国民も政治とは何かを考へるべき。
代々木の小池書記長が宿敵たるヒゲの佐藤の呟板をretweetしてゐるがまさに佐藤先生の仰る通り深刻に認識すべきこと。
NHKのNW9で肺炎感染ニュース。ゲストは東北大学の押谷教授で微生物学がご専門。キャスター♀マジ顔で「人と人とが集まる感染リスクが高い場所……具体的にどのような場所でしょうか？」と、そんなこと専門家に聞くなよ質問。押谷先生曰く感染は「日本はまだぎりぎり初期段階」「これがイタリアとか韓国のように（感染拡大に）なると対応が難しい」。えっ……？日本の状況のどこが韓国やイタリアよりマシなのか。さらに政府が本格的に対応策を検討始めたことで感染防止に「希望が見えてきた」と。岩手医科大の櫻井先生といい東北の専門家は大丈夫だろうか……。夜７時のNHKニュースでも押谷先生は同様の不思議な発言されてゐた由。今日のこの政府見解は一般的に考へれば「軽症だと検査してもらえない、自宅療養で」では感染の有無もわからず無茶苦茶不安に陥るやうなもの。韓国では施設や地下鉄など徹底した消毒作業、意太利でも感染集中地区の封鎖などかなり積極的な対応なのである。また台湾も今回の防疫ではかなりいゝ仕事をしてゐる。蔡英文政権への支持率は高漲。見てゐると官民で「台湾をこの肺炎から救はう」といふ気概。対中国の政治的な背景もあるが。さういふ気概が何うも日本には感じられない。勿論、今回の武肺はSARSのやうな罹患（罹患を羅漢と誤記して「羅漢率とは？」なんて嗤はれるネタもあつたが）での深刻性がないのは事実。
「軽症者、通常治療で回復」 新型肺炎めぐり京都の医師：朝日新聞 といふ感染症専門医の見解もある。時間軸は前後するが押谷先生のコメント（26日の朝日新聞）にある内容は尤もなところあり。
最大限好意的に解釈すれば疫禍不安で医療機関に市民が殺到して、そこで感染拡大だとか医療活動に支障が出るような医療パニック避けるために押谷先生は「日本の状況はけして不安危機に陥るべきようなものではない」と敢へて発言をしている、とでも解釈すべきか。
すわこれで東京五輪開催のため、にわかに挙国一致の一億総防疫運動が展開されるのか……これに協力しないと非国民ぞよ。小学校でも「昨日、シンゾーさんは肺炎にかゝらないやうに、どういふ良いことをしましたか？」なんてやりとりが朝の会とかで先生からあつて「はい、外食はいけないので夜はお友だちと公邸で食事しました」と晋三君。先生は「お友だちとの食事もしないほうがいいですね」といふが晋三君は「でも世論操作するのにフューチャーというITコンサルタントの金丸君とランサーズって親政府系ニュースサイトやってる会社の秋好君との食事が今はとても大切なんです」と譲らない。ちょっと不思議ちゃんのアキエさんは「シンゾーさんとは会話がないからシンゾーさんが今、何を考へてゐるのかわかりません」なんて発言で先生も真っ青。クラスでマスクをしてゐないのはヨシロー君。先生が「マスクしませうね」と言つても喜朗君は「ボクは肺炎に打ち勝つた先で東京五輪をやつて、お国の立派な姿を世界に見せられるやう頑張つてます」と。
ついに林郑支持率が１桁台に（笑）。快挙といふしかない。通常の民主主義国家であれば支持率１桁になる前にせめて10数％で森喜朗のやうに辞任するところ一党独裁国家で欽定の市長は辞任できない。「標分」は100点満点であなたは何点の評価をしますか？で18.2点とは落第どころか退学判定だろ、普通の学校なら。それでもベソかきながら仕事してゐるのなら未だ可愛いところだが中央政府に反政府＝民主派どころか建制派まで悪口放題の密告書送つての開き直りの自己弁護である（蘋果日報のこの報告書スクープにつき一切の回答なし）。性根の悪さ。本当に誰も林郑の味方などできない。
それにしても今になってみても、やはり2003年のSARSで行政長官夫人の、この完膚なき防護服ルックは凄かつた。疫禍の恐れある陋巷を慰問したのだが、このお爺ちゃん、ベティーの異形ぶりと「千祈千祈千祈，洗手洗手洗手」なる言葉を怖がつてしまつて……。
郷里水戸の偕楽園では暖冬で例年より２週間ほど早くで既に大方の梅が開花だといふ。園内のトイレには石鹸を配置して手洗ひ奨励つて今まで石鹸はなかつたのか……。乗り鉄のＹ兄（昭和に全国の旧国鉄全線制覇）から314のダイヤ改正の時刻表のうち常磐線下りの頁を画像でもらふ。上野からの仙台行き特急ひたち３号がある。311の震災そして核禍から、やつと常磐線の復旧……いろ／＼あるが感慨無量。
