大公報と蘋果日報が香港以外の出来事で一面トップ同じネタといふのはいつ以来のことかしら。米国の伊朗攻撃に起因しての伊朗による復讐で焦臭い出来事なのだが。
抗議方勇武派＋αによる大型商場攻撃。九龍塘の又一城（Festival Walk）が被害甚大で営業停止で改修してゐたことも知らずにゐたが吹き抜け部分の安全対策強化でグラスウォール止めて鉄柵に。沙田の新城市廣場（New Town Plaza）などあまりに厳重な鉄製のフェンスがジュラシックパークか？と嗤はれる。抗議活動がまた盛んになると、これに電流通すとか。抗議方が何かしようと触つただけで感電。
武漢肺炎は林郑らにとつては反修例風暴からの関心削ぐには幸はひか。林郑は旺角で食環署下請けで路上清掃に従事する職員激励に出向く。勇武派＋αと暴警の夜中の抗争で散らかつた路上を催涙弾の残り香もあるなか未明から早朝に重労働。それにしても林郑誤謬さへなければ、このやうな労役もなかつたのだが。
今日の立法会で保安局長ピカチューが勇武派暴徒は外国で暴動訓練受けてゐると示唆。抗議活動に外国勢力介入とは中共や香港市役所が好む非難口上だが「暴徒が外国で訓練」は通常の判断力ある人なら都市伝説と一笑に伏すところ保安局長が真面目に語つては民主派議員から「きちんと証拠なり根拠示すことできることのみ公言せよ」と叱られる。保安局長など無力の上に重圧で本当に頭が狂つてしまつてゐるのだらう。
この顔純鈎といふ老文人の政治論評が冴へてゐる。中联办で骆惠寜が主任となり今日やつと林郑が謁見ださうだが中联办の主任など着任すれば早々に建制派の子飼ひども集め訓示が当然のところ今回この骆惠寜は４日（土）に主任交代発表のあと６日（月）に記者会見で林郑会見が４日後の今日。建制派はまだ公式には集めてをらず建制派にしてみれば距離おかれ忸怩たるところ。蘋果日報や立場新聞など政府に批判的なメディアも含め記者会見をして「止暴制乱」を自ら声だかに宣はず。顔先生曰く、これで香港警察とどのやうな距離で何う制御できるのか、が関心もられるところと。御意。
【拒聽民意】觀塘區議會通過煞停音樂噴泉 民政事務總署：按撥款完成工程 | 立場新聞
香港の区議会が大変なことになつてゐる。元朗区議会では721元朗争乱の検証小組設立が決定したが観塘区議会では香港市役所が観塘沿岸の公園に工費HK$50m（7千万円）かけ建造予定の「音楽噴水」につき公費無駄なものと建設反対決議。市役所（民政事務総暑）はすでに立法会で予算執行承認も下りた計画で区議会が反対に難色示すが地元が不要なのに何うするつもりか。政治的に力のないとされてきた区議会が今回の改選でおそろしく政治的に動きだしてゐる。油尖旺区区議会には旧正月の山車パレード開催につき香港警察の九龍地区総指揮官が出席。いろ／＼論はれるの覚悟だつただらうが警察の取締りについては民主派多数の区議会議員前に旧正月のこのパレードでの警察のパフォーマンスを実際に見てくれ、何か問題があれば区議から自分に直接、携帯に電話をと。
▲街場で見かけた来月開業の食堂の外囲ひ。「不反胃通知書申請中」は抗議デモで警察に対する「不反対通知書申請中」のパロディ。胃（ワイ）とタイ（トイ）で韻を踏んでゐる。開業前から黄絲の客に期待か。
