農暦八月初八。白露。晴。本日、夜に大型の台風15号が関東上陸の由。それに備へ、ではないが終日在宅。日曜日の今日は午後から中環で香港人権與民主祈禱会と美國民主與人権法案集会の2つが実質的同時開催で米国総領事館に請願ださう。
毎度の事で嘆いても驚きはせぬが黒蟻社中の狼藉が中環で夕方から始まる。派手に地下鉄入り口を壊し雑物集めて放火。
警察はこの非行の最中に全く現れもせず黒蟻の彼らが現場去つた後に隊伍を組んで現れる。
その頃には最近では「勇武隊」と呼ばれる彼らは金鐘から湾仔の方にすでに移つてゐる。香港の未来を憂ひ警察による逮捕や死すら恐れずで「気分はもう戦争」か特攻隊の心意気か。
夜になり戦場は銅鑼湾へと移る。地下鉄出口から歩道に平気で催涙弾放る警察。黒蟻社中より報道方多く銅鑼湾では普通に歩行者もゐる中で孤独に戦意狂気の警察。
もう週末は当たり前のやうな路上での攻防。市民は慣れたものでテレビのニュースも冒頭にほんの数分間、混乱の様子伝へるだけ。TVBでは〈ミス香港〉コンテストの中継。
これは本当に香港感覚。むしろ地場の知己は「ご実家は台風は大丈夫?」とSMS送つてくるくらゐ。
今日の「暴動」も映像だけで見てゐると「暴徒の乱暴狼藉」だが抗議方の見方に拠れば中環の集会は警察の不反対通知を受けており午後10時まで認可。非暴力的な集会のなか午後4時に警察の防暴隊が警官にレザー光線当てたとして「市民」3人を身柄拘束。MTRが中環站を封鎖。集会参加者の内、血気盛んな若衆が中環站へ。警察は黒旗警告掲げ集会の解散を命令。解散しても地下鉄に乗れず。封鎖された站構内に警察の防暴隊多く、特攻隊が地下鉄構内施設破壊に来るのを待ち構へてゐたのだらう、特攻隊は機転効かし地下鉄出口に雑物集積させ放火して警察防暴隊出て来れぬやうにして、その間に湾仔まで移動。中環ではなく代はりに?湾仔站施設破壊。テレビ報道見てゐると湾仔站はこの狼藉の最中も閉鎖されてをらず彼らの悪行の横を普通に乗客が歩いてゐるとは。一人、オジサンが彼らに怒り心頭で文句がなり立てゝゐるくらゐ。日曜夕方、湾仔はLockhart Rd界隈の酒場で早酒のガイジン多いところガタイのよい西洋人二人が鉄パイプで改札口壊す黒蟻の横を通りかゝり「……ったく、何をやってんだよ」と鉄パイプを「よこせ」と奪ふと黒蟻は拒みもせず鉄パイプ渡して何処かへ。このガイジンの方が鉄パイプはやはり似合ふ。上述の今日の攻防は喧嘩によくありたちだが「どっちが先に手を出した」「どっちが悪い」は独立調査委員会でも真相究明困難。唯一確かなことは「林鄭がそもそも悪い」。
今日のあばらかべっそん:24時間、旧正月でも台風直撃でも開いているメサドン(麻薬中毒者のための合法麻薬)の湾仔診所が本夕閉鎖。臨時休業は私の知る限り初めて。 「他の配給所に行け」といはれてもメサドンのオッチャンたち怒るだらう。長年のヤク中で足腰は危なく他に移動するにも交通機関もカネもない。
#Taiwan has once again claimed the title of #U18WorldCup champions! Proud of these outstanding athletes & @ctba for their tireless dedication & love for the sport of baseball. #LetsGoTaiwan https://t.co/GZ3ZbP9N9Y
— 蔡英文 Tsai Ing-wen (@iingwen) 2019年9月8日