富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

黃台之瓜,何堪再摘

朝イチで香港でだと午前5時過ぎからだつたがジョン=カビラさんの番組に迂生電話出声。

香港の抗議活動について – J-WAVE 81.3 FM JK RADIO TOKYO UNITED

面と向かつて話すのに比べ電話での対話は難しい。むしろ全く予定稿なくアドリブのほうが楽かも。これが終はつて、さて、と毎朝のルーティンで大公報開けば天安門事件の時の文匯報の社説「痛心疾首」彷彿するやうな四文字にどきりとする。

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大公報なら普通なら忖度で「支持政府、反暴力」と協賛広告でごまかすところ、さすが李嘉誠先生。政府系組織のD君が平易にすれば“Don’t do it any more”で、抗議者、政府と警察そして中共いずれもへの諫言で如何様にでも解釈できるところが李嘉誠の賢明と。
香港好像「黃台之瓜」,港人「何堪再摘」,認為香港人無論對政治有任何看法,都要從香港利益出發,不要再做傷害香港利益的事。
李嘉誠が「黃台之瓜,何堪再摘」用ゐたのは今回が初めてではなく2016年の春のこと。
 

さすがに李嘉誠の長江實業の酷評記事多い蘋果には李嘉誠広告出稿ないが記事(こちら)。

在歷時多月的反送中修例運動中,取態偏低調的本地華資地產商,周中紛紛表態公開跟隨「止暴制亂」主調,四大地產商及後亦再個別於報章刊登聲明,呼籲盡快恢復社會秩序。而一直從未表態的本港首富李嘉誠,今日在多份報章以個人名義「發言」八個字:「黃台之瓜,何堪再摘」,署名為一個香港市民李嘉誠。 

鄧小平の近代化に共鳴し協力惜しまずの李嘉誠で江澤民までは関係良かつたが党員・梁振英が行政長官になつた頃から距離が生じる。欧州への積極的な投資、カリブ海持ち株会社への資金移動など中共にしてみれば民族資本家にあるまじき態。今も李嘉誠を何う香港隠定に引っ張り出すかが北京中央にとつても大事。それにかう応へてみせるとはさすが戦後香港、否、香港そのものを体現する李嘉誠大人である。

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何の偶然か李嘉誠がその諫言を出した今日、李嘉誠財閥の総本山、長江中心で法蘭西のアレン=ロベールはんがビル外壁登攀、中共と香港が握手する旗を掛け68階迄の登頂成功。

French 'Spiderman' scales Hong Kong skyscraper with banner urging peace - BBC News

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今日くらゐは何もないのではないか?と気をぬいてゐて朝イチで李嘉誠訓話が今日のソレかと思つたらCXでCEO辞任といふ。

パイロットの抗議活動参加と身柄拘束、CXのそれに対する寛容的な措置、中共はCXのフライトの危険性まで指摘し無理な要求突きつけ、これに応じなければ中国領空のフライトすら拒まれる恐れあり。そこで生贄のやうにCEOと運行担当の取締役解雇。しかもこのCEOの退任が香港の証券取引所に報告され会社の公式発表ある前に北京の中央電視台がブログで速報で流すとは……。中共に社会的常識も何もあつたものぢゃない。ちなみにCXの持ち株率はSwireが45%、中国国際航空が30%でカタール航空が10%なり。

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(左から)香港醫學博物館、これでも営業してる輝煌快歺庁(堅道)とゴミ屋敷化している荷李活道の某水電工程

夕方、家人と太平山のBlue Lotus Galleryに久々。'RECONSTRUCT' By 葉家偉 Alexis Ip X Stefan Irvineといふ展示(9月15日まで)。葉家偉の3D ‘Fotomo’は当然ながらスマホのカメラでは全く奥行きなど写らず。Stefan Irvineの街のビル風景も圧倒的に見事。目の前に広場でもないかぎり何うにも幅広の建築物の全貌、また隣り合ふ建物群の撮影などできぬところ何枚もの画像をコンピューター処理することで見事に1枚の画像とする。葉家偉のフォトモがアナログの処理ならStefan Irvineはデジタルでのそれ。

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https://www.hk01.com/開罐/358293/集體回憶-史蜜夫糖即將停產-糖果廠老闆宣佈榮休

香港で昔からあるヌガーキャンデュ菓子の史蜜夫糖が已に七月末で社長高齢化で閉業、製造中止と家人に聞き正隆行ににてこれを贖ふ。

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太古站に戻ると出口に張り紙あり。11日の警察による黒蟻の群れ追撃と催涙弾につき「MTRは地元住民、市民と同じくこれに十分、深い関心を示すもので」と警察追撃については曖昧ながら共鳴ぎり/\示した上で催涙弾による悪害な物質の除去等に清掃や換気システムの改善に取り組んでゐるとの説明。

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金曜夜も定例になるのか集会に6万人参加。英国に中英合意に基づく対中交渉、米英に国会制裁決議求める運動だが中共には売国奴と叱られる。

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明報による世論調査(今月7〜13日)は以下、香港政治専門K先生の分析参考。警察に対する信頼の低下(10点満点で3点)。デモ参加者の暴力過度とする者は4割弱で警察暴力は67.7%が過度と。デモは平和裡・理性的・非暴力であるべきとする比率の低下。ストや交通の妨害など、さすがにこれは反発多いかと思つたが意外と「致し方ない」との伯仲。警察暴力についての独立での調査に賛成8割。経済への悪影響出た場合の責任は香港政府にあるが56.8%(デモ参加者にはわずか8.5%)。「時間かけデモが暴力化し市民に嫌われるのを待つ」には市民の政府不信と抵抗運動支持がいかに根強いものか。

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How Protests Turned Into a Battle for the Soul of Hong Kong | Time

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