富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

農暦三月初十

農暦三月初十。昼にN君とFCCに飰す。N君が帰りFTの週末版読んでゐたら英国のEU離脱にもはや非難を超へ無常観か諧謔に嘆く記事あり。
On one level, Brexit is a bonanza for comedy - an inexhaustible source of folly and hypocrisy - FT

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これを顔本に載せたら英国T兄が“On every level. But there is no room for satire now. Reality has left it far, far behind!”と。雨模様。今日も日曜で沙田で競馬開催。馬報(競馬予想紙)や非公式のレープロ(馬經)など数多く出てゐて街角の報紙檔(キオスク)にはずらりと予想紙が並んでゐる。

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そのなかでアタシが何故に馬經の『大勝』選ぶやうになつたのか、もう20年も前になるが香港で競馬が好きになつた当時、会員席エリアで公式レープロは公式でお作法としてあるなかTony Cruz調教師だつたか、それに馬主やかなり深刻な競馬好きも『大勝』の頁開いてゐる人が多く、さうしたプロ級が愛読するのなら間違ひないのだらうとアタシも真似して慣れた所為もあるが出走表が見やすいと思ふ。暫く競馬も時たまで偶にする時はSCMPの馬刊(これも普段、英字紙読まぬのに競馬の日だけは売れるほど定評だが)これをレース前に目を通す程度だつたが最近また競馬を深刻に始めるやうになり『大勝』を手に取るやうになつたが北角の馴染みの新聞スタンドで「どっちの大勝だい?」といはれて見てみると確かに微妙に表紙の違ふ『大勝』が二誌並んでゐる。

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正確には『大勝馬經』と『今天大勝馬簿』で今まで「今天」も見たことはあつたが「予想紙は競馬開催の数日前に発売なので「今天」は出走取消し馬など整理して当日の最終版なのか」と適当に思つてゐたがワケが違ふ。『大勝馬經』は『今天大勝馬簿』をニセの「翻版」と非難。1976年創刊の歴史ある『大勝』だが競馬情報のネット化の煽りで数年前に経営傾き社員給与の滞り等あり事実上の倒産危機。創業者一族撤収で残された社員らが経営整理して発行継続したが反目する別の一党が創業者を上手く取り込み経営権を奪ひ創刊したのが『今天大勝馬簿』なのだといふ……以上はあくまで『大勝馬經』側の主張なので『今天』側にはそれの言ひ分もあらうが老舗によくありがちな内紛と分立。アタシは判官贔屓で読み慣れたこともあり『大勝馬經』だが今回、湾仔の報紙檔で『大勝』を買ふ時に平積みされてゐるのを見たら(同数仕入れてゐるのが前提だが)『大勝馬經』の方が売れ行きは良いやう。

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丹念に出走表を眺め吟味しての競馬だが何ゆゑに複勝1点買ひが11レース中4レースで4着なのか。

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赤字、赤塗りが私の予想結果

これが的中してゐるとかなり好成績なのだが。それでもマカオのカジノでの大狂ひ比べると30分に1回の競争に小額を賭けて予想当たったの外れたの、と遊んでゐるのは可愛いものか。

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