富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2018-07-16

農暦六月初四。昨晩は十時過ぎに寝てしまつたが半夜三更に一度目覚めて蹴球世界盃決勝は前半終了時で法蘭西が2-1で克羅地亞に優勢。個人的にはロシア大会で決勝は旧ソ連の克羅地亞優勝に賭けてゐたアタシ。それでも中継は見てゐない。何気に窓の外を見ると周囲のマンションがまぁ明るいこと。皆さん決勝の中継をご覧なのだらう。今日も不安定な空で驟雨あり。朝起きるて法蘭西の勝利を知る。やつと雨が上がる。
▼香港で着々と進む愛国教育。政府の国旗国歌普及政策に加へ親中団体から各学校へ『我的家在中国』なる愛国教材ありがたき無料配布。かうした動きが余計に「我的家在香港!😡」といふ世論を高める。
▼晋三らの西日本豪雨災害対応を評価する32%に対して評価しないが45%で当然のところ。加計学園疑惑も晴れた8%に対して晴れてゐないが83%で内閣支持層でも晴れてゐないが7割。それでも晋三支持が維持するのは、支持の7割が他に期待できる人や政党がないから(以上、朝日新聞調査)。まさに国政は死に体。茨城の良心・中村喜四郎先生の指摘(文藝春秋八月号)が実に正鵠を射るもので国民の多くが自民党以外に信頼がおけないといひ景気維持も内閣支持の理由にあげるが喜四郎先生曰く「今、平成という時代が終わろうとしていますが30年間で非自民政権の期間は4年余り。残り約26年は自民党政権。即ち平成に生じた国の借金の8割近くは自民党が作ったものです。そこにある財政の課題こそ今後の選挙で野党が示すべき論点だと私は言いたい」と。御意。さらに

国民の多くは「この国はおかしくなっている」と気づいています。しかし選挙で自民党を追い込もうとしません。政治を避け、政治を諦めています。選挙の投票率は下がり、政権与党の組織力が当落を左右する。つまるところ安倍政権とは「国民に政治を諦めさせることに成功した特殊な長期政権だと言えます。

晋三の政治をこれ程言ひ当てた指摘が他にあるかしら。