富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

ANA香港就航30周年

fookpaktsuen2017-07-25

農暦閏六月初三。夜中に目覚め少し読書して二度寝したら嫌な夢をみる。映画館で映画上映が終はり映画館に一人取り残される自分。足が重くてなかなか前に進めない。母と出会ふ。母から何か荷物を託され電車に乗る。熟睡。気がつくと荷物が手元にない。目的地の駅に着き降りなければならない。立ち上がると一つ前の列の椅子に荷物が散らばつてゐる。寝てゐる隙に取られたのか。慌てゝ荷物をまとめてゐると電車が出てしまふ。京急らしき私鉄のローカル線の駅に着く。昭和30年代のやうな光景。上りのホームに行こうとするが靴を履いてゐないことに気づく。携帯電話もない。夜の予定がわからず焦つてゐるうちに何本も上りの品川行きの電車が通りすぎてゆく……こゝで寤める。疲労感。しばらく前に治つてゐた咳がまた出始める。昼前になると風邪気味で気管支が枯れて痛む。休養するにかぎるが晩に九龍站のW Hotel全日空の香港線就航30周年記念パーティありノベルティ期待して末席を汚す。ラッキロドーは北海道から直送のズワイ蟹や、3名日本往復の航空券もあつたが当然のやうに籤運の悪いアタシ。ふらふらでラッキドロー終了と同時に場を辞す。九龍站の地下鉄待ちでホームでお土産袋開けるとノベルティはデジタルラゲージスケール。つまり「手荷物重量の秤」。あら、フライトの際に荷物の重さなんて気にもしたことないわ、おほほほほ……といふお客様も少なくないなか0.5kgでも超過なら追加料金取られる、いかにもLCCに便利なアイテム。カクテルパーティで何も食べておらずカップ焼きそば購入して帰る。
▼昨日の衆院に続き本日は参院の休会中審査。こちらは蓮舫小池晃森ゆうこと「嫌な相手」が並ぶ。晋三の振る舞ひは「これまでは感情を前に出して敵味方をわけていたのが祝勝な態度で同情を集める戦略に変わっただけ」「野党の「印象操作」を批判してきた政権こそが「印象操作」に熱心だ」と評論家の大澤聡市。今治市職員の首相官邸訪問について晋三は「今治市の職員とはお会いしていない」と答へたが改めて問はれると今度は訪問を「確認できなかった」と。会つてゐるから、あとになつて虚偽にならぬやう「確認できなかった」に言ひ換へか。柳瀬首相秘書官も今治市職員には「記憶をたどる限り、お会いしていない」。お会いしてゐないのではない、あくまで「記憶をたどる限り」。事実として(会ったことを)否定か?といふ質問には「事実として記憶の限りは会っていない」。つまり会つてゐても記憶にはなかつた、とでもしたいのか。何といふ詭弁の繰り返し。うそはつけばつくほど二進も三進もいかなくなる。
東京五輪まであと3年。冗談で「やるのかね?」と思つてゐた東京五輪音頭2020が発表された(日テレ)。歌詞は5番の付け足しで曲を現代風にアレンジだとか。それでもダサい音頭に変はりなし。各地の◯◯音頭は荷風散人が「田舎者が持ち込んだ珍風俗」と罵る盆踊りと結んだ流行歌『東京音頭』が濫觴、伊勢音頭=川崎音頭を筆頭にした古い「音頭」はもつと静かで上品……と久ヶ原T君。ご尤も。……といふわけで4年前に改作の『東京五輪音頭2020』(こちら)改めて掲載。

ハアー (ソレ)
あの日リオデで 眺めた月が (ソレ トトントネ) きょうは都の空照らす (ア チョイトネ)
七年たったら汚染もないよと 晋三約束 噓ばかり ヨイショ コリャ 噓ばかり
オリンピックはカネにカネ ソレトトント トトント カネにカネ
ハアー (ソレ)
待ちに待ってた 電通の祭り (ソレ トトントネ) 東のソ連は今なはい (ア チョイトネ)
北のキムさんもいらっしゃい テポドン飛んでドンときた ヨイショ コリャ ドンときた
オリンピックは起爆剤 ソレトトント トトント 起爆剤
ハアー (ソレ)
慎太郎うれしや 数えりゃ八年 (ソレ トトントネ) 仰ぐ日の丸 はずむ胸 (ア チョイトネ)
邦のかたちが違うから いずれきちんと改憲だ ヨイショ コリャ 改憲
オリンピックは政治的 ソレトトント トトント 政治的
ハアー (ソレ)
国が囃せば 民草踊る (ソレ トトントネ) 菊の威光は久子さま (ア チョイトネ)
帝都改造 土建の音に 上がっていくいく安倍景気 ヨイショ コリャ 安倍景気
オリンピックはまやかしだ ソレトトント トトント まやかしだ