富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2017-07-24

農暦閏六月初二。台風というか熱帯性低気圧一過で朝は雨が残つたが午後から心地よい快晴。湾仔のバーMでお庭眺めながら早酒独酌。銅羅湾の秋光でO嬢と待ち合はせ物語つ天丼頬張る。久々にバーSで一杯だけ飲んで(ヘンドリックスでマティーニ)帰宅。
▼本日は衆院予算委で休会中審査に晋三ら登場。「記憶を記録で否定」と毎日新聞が言ひ得て妙。突飛な成果も期待できないが注目は前川前事務次官に「総理の代はりに言ふ」とした初登場の和泉補佐官。議場に前川氏入場を見上げる和泉補佐官の表情が何とも。その和泉補佐官曰く「こんな極端な話をすれば私も記憶が残っている、そういった記憶が全くない、従って言っておりません」。「言はなかつた」と明言できず「記憶がない=言つてゐない」といふレトリックに質問者(民進党大串議員)が問ひつめ「記憶で答えるしかないが、言わなかったと思う」と言葉濁すのが精一杯。発言の妙といへば加戸前愛媛県知事で「黒い猫でも白い猫でも獣医学部を作ってくれる猫が良い猫」と笑ひとる。獣医学部なのだから猫は患者だろ。晋三は一応は低姿勢で国民にきちんと説明を、といふが獣医学部新設が加計学園に決定と知つたのは今年一月二十日の決定の際となど国民の誰もが信じられぬ話で結局のところ「やはり嘘をついてゐる」と思はれるばかり。改憲どころの話ではなくなつてきてゐる。これも全て陛下の昨夏の退位巡るお言葉からの1年での政治状況急変と思ふと陛下の思召しのありがたさよ。