富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2017-06-22

農暦五月二十八日。やつと雨歇み晴れる。晴れたら晴れたで酷暑。この十日余の悪天候で古いビルも腐り歩道上に張り出した上階の床が抜けたほど。戦後の慌たゞしい年代に粗悪な建築であつたとか老朽化と思はれるが畏友の建築家U氏曰く、本来はバルコニーであつた空間をバルコニーの欄干に壁をつくり居住空間を拡張してしまふ違法建築で、それが幾層にもわたり重なれば当然、結局一番下のバルコニーのカンチ梁にもの凄い荷重がかゝるのだから、そこが折れるのも当然か。
自民党は晋三のメルトダウンで進むのかと期待してゐたが今度は援軍のやうに衆院議員の豊田某女が秘書に想像絶する暴言浴びせ暴力と週刊新潮。これだけでも呆れるが元官房長官の河村某が「あんな男の代議士 なんかいっぱいゐる、あんなもんぢゃ済まない」と加油。暴言代議士は自民党で珍しくもないがこゝまで懲りないとは。子どもに「そんなことだと国会議員になっちゃうよ」の時代。この豊田発狂につき元政策秘書のコメントが面白い(産経新聞)。「本人が人間できていないから…」「どちらかというとキツい人ではあるけど、官僚(出身)だし」「皆さん見せられないような謝罪」「どこにいるか知りませんが、生きてはいます」。辞めたとはいへ国会議員の政策秘書という立場の者から発せられたとは思へぬ言葉の軽さ。
自民党もひどいが公明党メルトダウンもさすが友党。党の広報がツイッター共産党批判。そのレベルの低さに言葉もなし。それでもまだ共産党は(当然つかんでゐるのだらうが)公明党自民党に逆らへない理由の暴露には至らず。それをすると共産党も出されたくない過去のこともあるのだらうが。
▼香港は昨日の林鄭月娥(リンテイゲツガ)次期行政長官の「組閣」に続き枢密院が如き行政會の構成員発表される。冴えないメンツ多いなか泛民の公民党から政府寄りと追ひ出された弁護士の湯家驊元議員が加入。米国のFRB連邦準備銀行)長官のグリーンスパン氏も足元に及ばぬ高給だつた香港金融管理局元総裁の任志剛も老人の暇つぶしに参入。