富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

「読売新聞、熟読したけどよく分からなかった」と石破君

fookpaktsuen2017-05-26

農暦五月初日。晩に立食パーティあり末席を汚す。まずパーティは苦手。当たり障りなく誰彼とご歓談ができない。立食はさらに苦手。2時間も立つてゐると腰痛。立ったままでカナッペつまむくらゐならよいが日本式だと酒のグラスに、片手にお皿持つて、そこに料理を盛り更に寿司の握りに醤油の小皿なんて軽業師ぢゃないんだから。そこに名刺交換なんて見苦しい。ゆゑに立食パーティのときは時間の許すかぎりパーティの前にどこかで軽く腹を満たしてパーティでは「食べません」決め込む。本日は銅鑼湾の黄枝記で咖喱牛腩伊麺。午後6時前なので人気店も空いてゐるとタカをくくつたら満席。銅鑼湾の小売業に働く男女が午後6時までの休憩で早めの夕食なのだと合点。パーティ終はりバーSにでも寄つて独酌と思つた連日寝ても3時間くらゐで目が覚めてしまひ朝まで一睡もできず極度の睡眠不足で体力なく帰宅しようとタクシーに乗つたら上海I君来港中で昨日アタシが一緒した岸和田Y氏とバーSで飲んでゐるので「おいでよ」とLINE入る。タクシーで「銅鑼湾に戻つて」といふ元気もなし。約束もなくバーで邂逅だつたら、それはそれで面白いのだが。タクシーといへば先月だつたか新料金に。旧料金は¢単位が50¢で運転手が切り上げでお釣りで50¢取られても、まだ許せたが新料金でいやなのはHK$80.1といふ金額。¢の小銭などキャッシュレスの時代に持ち合わせなくHK$81にされ90¢も切り上げされる。今晩は珍しく20¢コインが財布にありHK$81.2を払つたら几帳面な運転手で10¢(1.5円)のお釣りをくれようとした。
共産党志位和夫曰く「 首相夫人は「公人」を「私人」と使い分け、首相は「総理」を「総裁」と使い分け、幕僚長は「制服組トップ」を「個人の発言」と使い分け、誰も自分の発言に責任を持たない。都合の悪いことは使い分けでごまかし、それでいて前文科次官の発言を、別の問題で貶める」と、こんな為体なモラル崩壊政権は退陣を!、と。御意。自民党がなぜこゝまでダメになつたのか。小泉の「自民党をぶっ壊す」がまさに現実化。かつての自民党の良識について毎日新聞の記事から

  • 自衛隊は事実上軍隊でしょうから、それを持てないということが九条に書いてあるのはおかしいといえばおかしいのですが、私はそういうおかしなことが書いてあってもいいという気がするのです。宮沢喜一
  • 最終的解決なるものはないのであって暫定的解決を無限に続けていくのが歴史だと思う。大平正芳

元警察官僚のカミソリ後藤田とて

  • 自分たちの世代、自分たちと触れあった世代が生きているうちは憲法を守る義務がある。あの悲惨な戦争の見返りに現憲法が得られたのだから。
  • と何と含蓄ある精神。

それでも腐っても鯛で自民党内部で晋三一強に不協和音。キャッチーなフレーズが得意の石破君はポスト晋三への意気込みで「読売新聞、熟読したけどよく分からなかった」と。

  • 自民党員として言えば、自民党の機関紙で仰っていただきたかった。権力とメディアという関係からいうと、それって本当によかったのかなという気がしないわけではない。あるいは自民党大会は3月にやって、そこで総裁が言えば「おっ、そうなんだ」ということで、またみんなの気持ちも違ったかもしれない。

と、その通り。麻生漫☆画太郎加計学園問題で「退職した人がどう言おうと…」と朝日の記事で見出しだと政権側の防御のやうだが記事(こちら)を読むと「退職した人がどう言おうと私が関わる話ではない」で、つまり「晋三の醜聞から距離を置きたい」はミエミエ。とにかく晋三失脚に向け麻生太郎から共産党までが大同団結するしかない。