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農暦九月初二。国慶節翌日の朝刊は昨日の国慶祝賀盛大の記事が親中的には一般的。蘋果日報などはこの日にぞとばかりに行政長官の揶揄や梁“長毛”國雄君らが抗議活動で警察に拘束される様子など伝へてゐたものだが今日の蘋果日報は一面トップで「オバチャンがヘルメス購入で騙された」といふどーでもいゝベタなニュース「𠱁五闊太落定 稱七折代購HERMÈS 女騙徒呃80萬」（こちら）を敢へて大袈裟に報じ見せたから可笑しい。毎年のことながら朝、その国旗掲揚のあと朝からカクテルレセプションがあり「行政長官辞めろ」と叫んだ議員が会場から連れ出され、昨年からはこれに若者の間では香港独立といふ漠然とした反中共思想（といふか生理的嫌悪からか）が芽生へ……であとは何もない祝日で、今年は土曜日にあたり休日感も失せた感。昨日興味深かつたのは法輪功の諸君により香港島の市街お練りの大行進で「これでもか」の人数がデモ行進。この組織力、資金力。中共の攻撃先は相変わらず江沢民たゞ一人でCY梁もその批判の対象に加へてもらつてはゐるが江沢民が法輪功にとつての宿敵とはいへ二代も前の中共領袖。それに固執する分、胡錦濤と習近平に対しての批判は皆無。何だかこの法輪功も単なる反中共組織ではないのかしら。それが今日の朝日新聞（夕刊）では「国慶節、香港で混乱相次ぐ 大学に独立訴える垂れ幕も」といふ記事（こちら）は読んでゐると香港が昨日かなり混乱した模様。私にとつては「香港が混乱」とはとても思へなかったが……１日の香港の状況を「２日の明報が伝えた」で２日夕刊にぎりぎり掲載ってどうかしら。しかも広州とか北京からの間接記事ならまだしも香港電で。