富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

柏といふ都会

fookpaktsuen2016-09-08

農暦八月初八。雨。プチ宿酔ひ。昨晩は会合のあと関係者で寿司K、内輪の関係者が二次会で近所の四川料理屋で飲むといふので「もう食べないけど」と啤酒に付き合ひ、解散となつたところで同行のA氏がストイックな飲み手なので湾仔に戻りバーMで半夜三更まで。酒量は昔に比べれば可愛いものだが体力的につらいから。夜も恐ろしく眠くて早寝。
三越の千葉店が来春で閉業の由。その記事で柏の「そごう」も今月閉業と知る。幼い頃から見慣れた常磐線沿線の車窓からの景色で利根川を渡り我孫子を過ぎる手賀沼の先の段丘の向かふに「東京のような」ビルの立ち並ぶ景観が現れ「なんだ、ここは?」と驚くうちに列車はその都会の駅のホームを通過。当時の急行「ときわ」でも「土浦の次は我孫子、終点上野の順で……」で我孫子と上野の間は松戸で松戸は駅のホームの向かひに当時のトルコ風呂「角えび」の大きな看板で印象深いが「あの都会はどこ?」と気になつたのが「柏」。あんまり気になつて別の機会に出かけてみると(ってヒマな放浪癖のある小学生だが)柏の線路の上蓋にある駅のコンコースを出ると広いペデストリアンデッキの目の前に大きな「そごう」と丸井があり西口には高島屋や他のショッピングビルが林立。突然の都会の出現に驚くばかり。その足で北千住の従兄弟宅を訪れ叔母に話すと千住からも柏のほうが便利と買ひ物に行く人がゐるといふ。1970年代の高度経済成長の時代。
▼陶傑さんの蘋果日報連載(做人處世活教材、こちら)より引用。

而今日的中國大陸,對香港年輕人缺乏吸引力。從前的香港元老安子介早就指出過:一國兩制,不如一國良制。兩制之中全世界都看到的壞的那一制,如果不逐步改善,反而倒退,將英國人留下的香港另一制大肆破壞,拉扯下來,漸變成一國一樣的劣制,不論花多少錢灌輸愛國教育,香港年輕人眼巴巴看着有錢人和梁班子高官將子女送去英美,一定不會認同中國。