富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

安倍下僕内閣

fookpaktsuen2016-08-03

農暦七月初一。台風去つても台風一過どころか不安定な天気続く。朝二時に目覚めてしまひ未明まで机に倚り一時間ほど仮眠で六時起きの日々。NHKラジオ深夜便かFMで香港時間朝4時からの「古典の楽しみ」の老人時差ぼけ。未明に風のないなかさーっと落ちる清々しい驟雨あり。松田修(1927〜2004)著『刺青・性・死 逆光の日本美』を読む。著者が45歳、1972年の平凡社刊だが今読んでも今年書かれたやうな文化論。
▼晋三の内閣改造。第一次政権では「お友だち」内閣と揶揄されてゐたころが懐かしい。今では晋三といふ帝王の下での下僕内閣。かつての自民党政権だと閣内に派閥領袖をり首相でさへ勝手はできぬバランス感覚あつたが今では麻生漫☆画太郎がせいぜいで他は晋三の顔色窺ふ輩ばかり。「外務大臣?もういいよ」とまで嘯いてゐた岸田君も続投では外務官僚は官邸との蜜月ぶり深めるばかり。閣外に出た石破君の選擇は間違つてはゐないが彼の形相は晋三と総裁選争つた頃に比べ何か憑ゐたやうな形相。これではスマイル晋三の後を襲ふにはポピュリズム的にもウケぬ。今回の組閣でも格別は稲田某女の防衛大臣抜擢。それにしても、このアッと驚き為五郎〜な富士山ドレスで宮中で恐れ多くも聖上の御前に……何を考へてゐるのか。ダメ、ダメ。陛下の心中お察しすると言葉もなし。やはり晋三には国政は任せられぬと確信されたか。それより陛下もよくぞ笑ひ堪へられたもの。皇后様の美的感覚ではあの富士山ドレスはどう映るのかしら。両陛下におかれてはあのドレスのショックがお身体に障らなぬこと祈るばかり。

御製 外国の槍より守る日の本の安倍長くして富士の服立つ
御歌 いつの日か安倍とはなりてわが国を守らむつもりかこの稲の田が

蘋果日報社主の黎智英が同紙に「精英,醒過來吧!」投稿(こちら)。英国のEU離脱について。

唉,精英呀精英,你們只識用理論解釋世情,一頭栽進理性的死胡同裏,忘記了人民的感受。你們只認識你們用理論解釋的世界,而且用你們權貴的利益牢牢包裹這理論的世界,僵化為厚厚的外殼將自己密封在裏面,聽不到人民的聲音,感覺不到人民的感受,超離地的還以為自己高高在上,平民百姓要俯首聽命:「Yes, Sir! Yes, Sir!」唉,精英,醒過來吧!人民的革命在靜靜醞釀着!
我是做生意的,對很多西方政府的政策規條摸不着頭腦。例如美國聯邦儲備局的目標是控制通脹,穩定價格,最後是促進就業。成功嗎?不知道。你說失業率仍高,他說這是new normal,沒有聯儲局的干預失業率會更高。你要是口才不好是做不成官宦的。
他們是用理論解釋這世界。他們不斷解釋,現實一直變化,他們跟着解釋,兩者糾纏,互相造就,融合成兩位一體。這是真實的世界嗎?精英說,是的,這是我們可以解釋的真相,這是我們認識和感覺到的世界,我們與她同根生,當然是真實世界!

新自由主義で勝ち組ばかりが肥える。それがおかしい。松本人志の映画『大日本人』で巨人になる主人公が人生の希望を「年収700万円くらい」と言った、それが上限だ。それ以上の収入分の利益は公共財にすべき。百姓万歳!

香港の小売業が1999年以来のスランプだといふ。歓迎。これで地価が下がり地産獣、ビル賃貸の富裕層の利益が下がり店舗の賃貸料が下がればマシな商売をしたい様々な面白い業種が街に戻つてくる。