富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

日経FT買収

fookpaktsuen2015-07-23

農暦六月初八。大暑。雨。晋三の所為でこの日剩まで不人気。今年に入り毎月現象で、その理由といへばこゝご覧になる方で熱心な晋三支持者はまづ少ないだらうから連日の執拗な晋三批判は食傷気味で相対的に香港ネタ減れば当然か。いずれにせよ晋三が悪い。晋三が下手に日本経済をアベノミクスで唆したから日経まで図に乗つてFinancial Times紙買収。このニュースがスマフォに届き画面見たとき「よく出来た冗談だ」と笑つたら本当。読めもしないのに買収して何うする。中国人の成金がボルドーでワイナリー買収の如し。昨日開設した大陸の銀行口座につきメールで毎月のステートメントで届きます、つきましてはこのパスワードが必要とメールあり。中国のStandard Chartered Bankでネットバンキングもactivateの上、香港の同銀行のサイトからもグローバルリンクで海外の同行で開設した口座も内容確認可、そこまで進んでゐるのか、と驚く。日本の銀行でこゝまでグローバル化はできない。晩にvideonews.comで石川健治教授(東大法)と神保・宮台の鼎談聴く。昨年7月1日の閣議決定は、それまで96条改定で国民の判断を仰ぐとしてゐた晋三が国民が96条改定に積極的でないと見るや仕掛けた、国民に背を向けたクーデター、と石川先生。あの閣議決定は戦後の法秩序帰結、崩壊であり、それゆゑさすがにそれまで政権交代の失敗から自民党に絶対多数の議席与へてしまつた国民の中から晋三のこの政治姿勢へのノンが突きつけられることに。「結局、戦後70年たっても私たちは戦争の核心に迫り切れていない、と思うんですね」と作家の赤坂真里さん「メカニズムを解明し、検証することに尽きます。天皇を中心に据え責任者がわからないまま戦争を始めて敗戦に至った権力構造とは何だったのか。なぜ国全体の利益を求める議論にならなかったのか。それらは今の社会にも脈々と生き続けているものです。過去と現在は地続き。検証を怠られば同じ惨事が繰り返されます」(朝日新聞のインタビュー)。