富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2015-05-26

農暦四月初九。雨降つたり止んで突然の晴れ間になつたりの不隠定な天気続く。国会で安保法制についてマスコミは攻防といふがNHK国会中継しないだけでも大したものだがアタシの周囲で誰一人として、これを憂ひコメントするやうな御仁をらず。わざと会話の中で誰彼は本当に言つてゐることの意味不明といふ話になり「まるで安保法制での首相答弁みたゐですね」とか例へてみるが話してゐる相手が何も聞かなかつたやうに反応避ける。おそらく今の日本人の間では政治ネタですらタブー、首相を呼びつけにすることなど不敬罪とでも思つてゐるのかしら。この物言はぬ順応ぶりが怖い。早晩に散髪済ませユニクロの夏の感謝祭で買ひ物して帰宅。文藝春秋の4月号今頃読了。
▼10年後には日本の大学で半数以上の講義を英語で、と文科省宣つたさうな。お雇ひ外国人教授だけでなく外国人教員「等」で日本人教員も率先して英語で講義、それが出来ないと今後は学園での就労は難しくなるのか。それにしても心配されるのは「英語で講義」優先での学力の低下。それでなくても学力低下なのに英語でやることで肝心の中身まで簡単になつてしまつたら誰が責任とるのかしら。講義内容の水準の高さ優先で講ずる側が英語なら英語、日本語なら日本語、中国語なら中国語に対応するくらゐの柔軟性がほしいところ。