富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2015-05-12

農暦三月二十四日。晴。日が長い。パパイヤと生ハム、トマトの酢づけ、ピーマンの肉詰めにブルゴーニュの軽めのPoulleau Pere Fils Les Mondes Rondes Côte De Beaune 2011年とてもよく合ふ。食後、貧血ぎみで目がまわり早寝。
自衛隊海外派遣拡大の安保法案、自民と公明が最終合意。今週木曜閣議決定。戦後日本の根幹に関はる決定が晋三程度の輩によつて変はるとは。「占領軍主導の憲法を維持することよりも、こんな不誠実な政治家が憲法をいじることの方が国民にとっては余程大きな屈辱」と山口二郎。こんな改悪に同調した公明党。朝日の四月の紙面審議会の内容が今日出てゐたが
中島岳志)一連の報道で気になったのは、公明党に対する指摘が甘すぎたことだ。例えば4月17日朝刊の「公明『歯止め』譲らず」では公明党が抵抗しているようにみえるが実は昨年7月の閣議決定の時点で公明党は覚悟を決めていたのではないか。
斎藤美奈子)経験的に言って「どうせ最終的に公明党自民党の案を大筋容認するに違いない」と思っている読者が多いはずだ。したがってそれまでの与党内の「攻防戦」は「ちゃんと議論を尽くしたぞ」と見せるためのアリバイづくりにみえる。見出しだけ拾うと重要なことで争っているような印象だが「自民vs公明」という見出しは茶番に見えてしまう。
……と全くその通り。
▼香港の政改(行政長官選挙制度見直し)政府は茶番普選実現に躍起。該当でのPRキャンペーンに政府高官挙つて署名してみせたり。そのなかで行政会議招集人の林“六本木”煥光氏は普選に反対ではないが官製の出来レース選挙に与せぬといふ良心の呵責か街頭での署名辞退。現代美容といふエステチェーンなど経営者が数百名の従業員相手に政改キャンペーンの学習会開催で勤務として出席を強制。香港ももはや社内に党委ある中共の如し。