富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

安半

fookpaktsuen2014-08-23

農暦七月廿八日。處暑。快晴。朝からZ嬢と年に一度の海洋公園。増強し続ける施設。数万人の人出のなか乗り物とか興味ないので(怖いので)パンダ館2つ参観してトンネル列車で山頂へ、凍るやうに寒いペンギン館、明日で閉館となるサメのゐる水族館(新館が已に正門近くに完成)見てケーブルカーで「怖い、怖い」と正門に戻つてお終ひ。殺風景だつたケーブルカー乗り場を香港老大街と昔の街並みにしてみたせたのは立派。この老大街は奇華餅家、トンネル列車はフォルクスワーゲンと企業タイアップ体制もお見事。苦戦する香港鼠楽園を尻目に昨年度の入場者数は(後楽園遊園地を凌ぐ)770万人(前年度比+9%)で入場料収入はHK$1,857mで黒字経営(昨年度の経営報告書こちら)。相変らず大陸客多いがパンダに興味なく素通りしてくれるのでありがたいかぎり。猛暑のなか一旦帰宅して昼寝。早晩に銅鑼湾。Z嬢と一緒では一年ぶり?で安半に飰す。カウンター割烹の安半もビルの取り壊しに合わせ九月末で閉業。すでに爆満の由。初秋らしく松茸。生で仕入れ店で乾燥させたといふホッケが美味。安半の自家製塩辛も、もう食べられなくなると思ふと貴重。金田中で来港以来、香港の日本料理業界で立志伝的に半生語られるA氏にお会ひしたのはA氏が当時「そごう」の上にあつた金田中を辞めフラマホテル地下で「あげ半」開業された1992年頃、でいろ/\お世話になり感謝。
▼旺角の西洋菜南街は約400mの通りに化粧美容の小売店が21軒、19軒が宝石貴金属時計(内5軒が周大福チェーン)、家電デジタル系が17軒(内4軒が百老匯)で薬屋が4軒ある由。顧客の多くは大陸客なのは言ふ必要もなし。