富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

燕京芸人大麻醜聞

fookpaktsuen2014-08-19

農暦七月廿四日。大雨が降ったり止んだり(黒雲の画像はIFCのM氏より借用)。姫路に帰省してゐたKさんから播州龍野は吾妻堂練り羊羹いたゞく。お盆の時期は贈答でとくに入手が難しい由。美味。
▼ここ数日噂にはなつてゐたが香港で厭はれ上京し御用芸人となつた成龍(ジャッキー=チェン)の息子の房祖名が台湾で超人気の若手俳優柯震東と一緒に「涉毒」の咎で被捕との醜聞、北京の公安が事実公表。それにしてもたか/\芸人の大麻程度で阿片ぢゃあるまいし「吸毒」と騒ぎ、公安も逮捕から本人の事情聴取、反省の弁まで映像に撮りマスコミに公開とは……中共公安の野蛮ぶりこそ特筆すべき。柯震東もまだあまちゃんで(勝新太郎ほどの大物ぢゃないから)反省の弁の映像では嗚咽しつゝ間違つた行為と悔やみファンや家族知人らに失望を与へたと反省の弁。それにしても殺人や傷害、窃盗や金銭でのトラブルなら誰彼か被害蒙るわけで困つたことだが芸人だらうがローシローだらうが誰が大麻一服してる程度で誰も被害もないわけで「青少年に悪い影響」って隠れて大麻吸つてゐるのだから何の影響もない。米国では大統領が学生時代の大麻「吸毒」認めてゐる。中共大麻といへば80年代前半、北京の南、永定門に近い外国人相手の安宿などメールボックスバックパッカー同士で余つた大麻を次の旅人に残してゆくやうな風情もあり。当時は中国で大麻なんて普及してゐなかつたから皆さん大胆。因みに何故、北京の安宿に大麻残してか、といへば旅人の多くが東南アジアから流れてきて中国に入り、北京からシベリア鉄道で欧州に還るわけでソ連から東欧は荷物検査厳しく大麻所持など面倒なことになるので北京で慰留品となる。