富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

祭りの馬

fookpaktsuen2014-03-27

農暦二月廿七日。晴。基本摂氏廿四度。台北に比べると涼しい。すでに今春の香港国際映画祭開幕。早晩に旺角の映画館で松林要樹『祭りの馬』見る。相馬といへば馬追ひだが311の津波と核禍で福一から20km圏内にある厩舎は馬を遺して避難せざるを得ず一度は見捨てられた馬が南相馬市馬事公苑に引き取られ日高の牧場で面倒を見てくれることになり北海道に渡り核禍から1年以上が過ぎた夏、相馬野馬追に出陣までのドキュメンタリー。主馬公?は陰茎を病みだらりと膨らんだ逸物をぶら/\と下げたミラーズクエストといふ元競走馬。帰宅して昨日台北で購つた饂飩を日本風に出汁で煮て飰す。
▼今更だが浦和レッズの“JAPANESE ONLY”について。この横断幕掲げた当事者はクラブ側の事情聴取に「ゴール裏は自分たちの聖地。最近は海外のお客さんも来て統制がとれない」と語ったという。熱狂的ファンがゴール裏佔領したい気持ち、仲間で固めたい気持ちはわかるが、それなら寧ろ「浦和レッズファンのみ」で、それがなぜ「日本人だけ」になつてしまつたのか、日本人ならいゝのか、が発想として可哀相なところ。「外国人が多くなつて統制がとれない」って憂ひはまるで日本社会そのもの。