富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2013-11-24

農暦十月廿二日。晴。今朝も八時すぎ迄朝寝に耽る。先日、思ひがけなく「心ばかりのものですが」とKAI USA(貝印)のShun(旬)5900といふハンドナイフいたゞいたのだが昼の明るい時間によく見ると実に名品(こちら)。英語でも折畳みナイフのこと Higo no Kami といふ。昼前にZ嬢と筲箕灣の街市に買ひ物。昨晩の大喰ひで朝食抜きだつたので早めの昼餉に通りの食堂で五香牛展の上海麺飰す。午後書室の雑誌整理。かれこれ四半世紀分のNational Geographic誌、廃刊までの10数年分の月刊『太陽』、10年ほど前までの10年分くらゐの月刊『東京人』など400冊ほどの雑誌。貰ひ手を勝手に決めての整理。だが書棚の収容度といふのは大したもので、これだけの雑誌片付けても書棚で4段分ほど。早晩にふと「タモリ倶楽部」で綱島温泉探訪を見る。ハコちゃん出演。早晩に空が黒雲に覆はれ雨模様。久々の本降り。突然の天気の急変に落ち着かずCalvados飲む。晩はソーセージ一本とチーズ、茹野菜で夕餉。Le Sartre 2010年飲む。日経の文化欄で高橋源一郎「一枚の写真」読む。父の記憶についての素敵な随筆。まさに「純文学」で読む方が少し恥ずかしいくらゐ。
週刊金曜日鈴木邦男さんが山本太郎議員園遊会直訴につき「山本さんについて『不敬だ』『議員を辞めろ』などと報じている『週刊文春』や『週刊新潮』は、美智子皇后や政子妃に対してもバッシング報道をしています。どっちが不敬か」「『主権回復の日』式典に無理に天皇陛下に出てもらい、突然『天皇陛下、万歳』と叫ぶことの方が失礼です。不敬です」と。御意。週刊ポストは陛下の葬送に関するお考への提示について「いま全国民が考えるべき平成最後の日々」なんてタイトルで週刊ポストの意向などとるに足らないが広告の見出しにある「実は「主権回復の日」の万歳三唱に天皇は傷つかれていた」「皇后の「五日市憲法草案」発言の意味をいま深く考えなければならない」この二つは確か。