農暦九月十三日。多忙のうちに日を過ごし金鐘で何年ぶりか、でKFCで鶏揚げのバーガー喰らひビルの中を抜け／＼市大会堂。Ｚ嬢と待ち合せ
香港蕭邦社主催の秋恒例の音楽会でAndrew Freris教授夫妻のことは先日の蘋果日報でも紹介されてゐたが（こちら）BNP Paribasのアジア投資部門の主管で私財も供してのこの音楽活動の維持は敬服するばかり。今晩はピアノがGiuseppe AndaloroとIlya Rashkovskiy、チェロがGiovanni SollimaとMonika Leskovarで、つまり２台のピアノと２挺のチェロによる演奏。前半はストラヴィンスキの春の祭典。狂想的でポリフォニーなどふんだんなるこの曲は正直オケでも始末に難儀するのだからチェロとピアノでどうかしら？と思つたがいや／＼どうして演奏家が大したものだから、だが十分に愉しめる。公汎はWitold Lutoslawski （1913〜1994）の編曲によるパガニーニ奇想曲を２台のピアノで。パガニーニの難曲をこの生誕百年のヴィトルト＝ルトスワフスキが見事に20世紀的に編曲。続いてチェロの二人によるドビッシーの牧神の午後への前奏曲を、このGiovanni Sollimaさんの編曲で。何だか今晩はなんて素敵な演奏が続くのかしら、と観劇。最後は４人でまぁ見事なラヴェルの“La Valse”で締めくくり。今晩はちょっとこの数年で最高の音楽会だつた。ちなみにピアノの二人はこの香港ショパン協会主催の香港ピアノコンクールの歴代優勝者でイリア君が確か第１回の2005年でジュセッペ君が昨年第３回。後者はピアノ演奏だけでなく作曲やアンサンブルなど巧みで若手ながら欧州でかなり活躍、とＺ嬢の話。チェロのGiovanni Sollimaも玄人受け。十三夜の月が見事。
▼香港での大陸反感事情に中共紙环球时报までが「香港舆论应更多尊重内地人」と口出し（こちら）。香港の大学で広東語で講じられる講義に大陸学生が「わからない」と不満。大陸的には普通話で講義すれば良し、か。
香港媒体频繁炒作“中港矛盾”，近日又翻出一个多月前香港城市大学的“授课语言风波”，添枝加叶。有港媒称，在城市大学粤语讲授的“中国文化要义”课堂上，有内地学生表示听不懂，要求老师用普通话授课，
引发他们与香港当地学生的“骂战”。据《环球时报》记者了解，事情完全没有那么严重，当事人都否认港媒的报道。当时有内地学生表示听不懂，授课教授随后利用课余时间为这些学生补课，课堂没有发生“骂战”，目前内地学生也已经大致跟上。
▼長江流域生態近年極度惡化，農業部聯合世界自然基金會進行的調查顯示，大量江段的魚蝦幾近絕迹。新華社主辦的《半月談》網報道，原長江流域水資源保護局局長翁立達等專家紛紛表示，除受水域環境污染、過度捕撈等因素影響外，長江生態崩潰的重要原因是流域內無序的水電開發。
……と信報。三峡ダムの完成記念式典に当時の中共首脳が出席しなかつたのも、このダムの危険性が当時から把握できてゐたことの証左。この「開発」に加担した日系商社らも環境破壊の実態など今更関係なしかしら。
