富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

Asian Youth Orchestraとイッサーリス

fookpaktsuen2013-08-24

陰暦七月十八日。旅寓でラウンジの朝食朝七時からだが周末の朝七時に朝餉だ、なんてアタシらだけ。雷雨。昼過ぎまで部屋に寛ぎ読書。雨上がり路線バスで三盞燈。雅馨緬甸餐廳に椰汁鶏麺飰す。ホテルに戻り荷物受取りホテルのシャトルバスで外港碼頭。午後二時半のジェットフォイルで香港に戻る。帰宅。早晩に尖沙咀丸亀製麺ぶっかけうどん。文化中心。毎夏恒例でAsian Youth Orchestraの演奏会。今日は二日目Aプロ。Richard Pontziousの指揮。ブラームス3番、ハイドンのチェロ協奏曲ハ長調とベートーベン「運命」の3曲とプロのオケなら一晩であり得ない大盛り。ブラームスの3番は出来芳しからず。テンポは遅く「大きな音を出せばいい」フレーズは粗が目立つ。第1楽章終はつたところで遅刻の客入れは普通ならナントカ序曲でいゝのに。4楽章まで楽章終はる毎に拍手起きるのも香港出身の団員多く友人らが鳩まり普段はオケなんて聴いたこともないから、のご愛嬌。だうせなら、この曲で一番ポピュラーな3楽章だけでいゝかも。中入り後のハイドンのチェロ協奏曲のソリストはSteven Isserlisである。若い楽団員にとつては今後、合奏の機会あるかないか、の大物チェリスト。第1楽章でチェロのソロ部分を待たず最初からテーマを心地よく楽団員たちと合奏するイッサーリスさま。でまぁ演奏のなんて素敵なこと。かつて一度、彼のこの曲を聴いたことがあるが若手との共演でいつも以上に楽しく、自由に溌剌に。本当にハイドンらしい素敵な演奏に。このAYOも今年で23年目ださうだが毎年欠かさず聴いてゐるが大物共演ではバレムボイム指揮でアルゲリッチの元夫婦共演以来の感動もの。観衆のスタンディングオベーションに応へバッハのチェロ組曲「ではなく」ガット巧みな小曲ととても静かなソロ曲(迂生曲名未知)。でベートーベン「運命」はブラームス3番に比べたら上出来。さすがにこの3曲で金管など最後かなり草臥れてゐたが。香港のあとは日本公演(大阪、鎌倉、東京)でイッサーリスハイドン曲もあるので日本の方にはかなりお勧め(こちら)。会場で銀行家A氏、東京から束の間の夏休みで来港のK女史と邂逅、コンサートの楽しさ語りつゝスターフェリーで香港島に戻る。
▼この夏、香港で話題は「林慧思事件」こちら http://zh.wikipedia.org/wiki/林慧思事件 参照。七月に法輪功の反中キャンペーン非難する「香港青年關愛協會」が確執の衝突あり(法輪功支持ではないが)香港の言論自由主張する市民が警察の強圧的な現場処理に反発。その中で一人の女性が感情的に「What the FUCK」と警察罵つた場面が映像でネットに流れ、この女性が小学校教師だと「香港家長聯會」が公言し教師として不適任と非難。これに同調する体制派と反発で、また一つ香港での不和対立に。これにつき李怡さんが今日の蘋果日報の蘋論で「香港變成一個我們陌生的城市了」と題して評論(こちら)。
掌權者與左派團體勾結,對一個小學老師死咬不放,往死裏打,想逼培靈校董會進一步屈服,或逼林老師辭職。現在林老師幾乎是以一人之力對抗權力與邪道怪獸的淫威,實在很讓人擔憂她能否頂下去。這是一樁沒公理、不公道、以強凌弱、以邪壓正、毀滅香港核心價值的事件,如果此事硬生生地發生,那麼香港真是一個我們居住了幾十年而今變得陌生的城市了。
▼昨晩、澳門で巴水カレンダー届けた際にD氏が日本政府の七月から始めた在留管理制度に苦言。何も知らず、のアタシだつたが、これまでのエイリアン!に対する再入国許可制度廃し「在留カード」交付制を七月から導入(こちら)。再入国許可の面倒な登録制を止め在留許可機関最長5年に、などと何だか便利だが当然、安全をば名目にテロリスト対策だ、ヘンな外国人締出し。澳門居住だが日本を愛し京都にマンション持ち数ヶ月に一度と頻繁に京都に滞在する夫妻は、日本に居住で就労、その家族か学生といつたステータスないために「在留カード」所持不可。でいち/\エイリアン扱ひ。香港やマレーシアなど居留せずとも不動産有するなど一定の条件で、かうした外国人の居住認めるが、さうした優遇に逆光する日本政府の措置。呆れて言葉もなし。

三菱の航空機はMRJの遅延話題となつてゐるが「零戦」はきちんと「三菱A6M零式艦上戦闘機」と呼ぶべき。