富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

美跌下网络安全道义神坛!

fookpaktsuen2013-06-14

農暦五月初七。昼前から雨。本当に連日よく降るもの。みな気持ちが萎えるなかアタシはフォックスの傘大いにさせるので気分はルン/\。かなり忙しい一日。弁護士と会ふ用事あつたが彼らの時間を無駄にしない、暑い寒いの話もなく席につくなり「資料を見たと思いますが何か質問は?」的な作法も亦た面白い。早晩に銅鑼湾。散髪。まだ悪寒と頭痛残るが咳もだいぶ減つて体調は少し快方に向かふやう。たゞ食欲がなく夕食も少しだけ。酒飲んでゐないので食後のお茶と一口の「とらや」の羊羹が美味。咳止め薬飲んでゐるので睡魔に襲はれ、いつもいじやうに早寝。
▼昨日の朝日新聞「安倍政権 メディアの立ち位置」面白い。木村太郎、適菜収、西岡研介三者に語らせたが木村は権力のメディア利用は当然として寧ろそれにどう拮抗できるかメディア側の奮闘が期待されるべき、と語れば西岡もメディアに筋通して踏ん張れ、と。興味深いのはお二人とも朝日に「元気なのは東京新聞かな。朝日新聞ももっと「らしさ」を出したらどうですか」「特に朝日新聞は、右傾化する社会につるし上げくらっとるからいうて、ビビッとるんとちゃいますか? ここらでそろそろ空気読むんはやめて、もっと「物わかり悪く」なったほうがええと思いますけど」とホントその通り。アタシもそれが不満で40年以上読み続けてきた朝日を止めた一人。築地にとつて怖いのは広告収入減。「右傾化する社会の吊るし上げ」が実際にはこれ。新聞社として大きくなりすぎた結果。右傾化する社会でも朝日的な中道左派と他の新聞が低俗すぎて読めぬ層は朝日の発行部数くらゐはゐるなら部数減といふ吊るし上げは無いだろう。だがどうせ読者数減少と企業広告の二つの「新聞離れ」はもはや致し方ないこと、ベタ記事は通信社記事に依存で記者の数減らして組織小さくし、宅配制度は他紙と合同で「どの新聞も配ります」にでもすれば良い。でこの特集記事の白眉は適菜収。

安倍政権にマスメディアが及び腰? 確かにバッシングは少ないと感じますが、違和感はないですね。今は安倍氏に人気があるから遠慮しているだけ。ちょっと下がり目になれば容赦なくたたきますよ。マスメディアは「大衆相手のビジネス」ですから、大衆に迎合するのは当然です。メディアが権力批判を本気でやるならば、安倍政権批判よりも、自らの顧客であり、日本の最大権力である有権者こそ批判の対象にすべきです。細川連立政権が成立し、小選挙区制が導入されて以降のこの20年間、政治のポピュリズム化が急速に進みました。だが、政治のひどさを政治家の資質のせいにするのは危険です。ひどい政治家を政界に押し込んだ我々の社会が病んでいるのです。ポピュリズムとは、実は民主化の異称です。今や、少なからぬ人々が、自分たちの意見を社会に強制することが正義であると思い込んでいる。国民は主権者なのだから、自分らの意見を政治に反映させるのが当たり前。政治家は民意に従え、というわけです。だが、政治とは選ばれた人間が責任をもって判断することです。民意という素人の意見をそのまま政治に反映させたら、国家は崩壊してしまう。だからこそ、多くの国では代議制や三権分立の仕組みにより、民意が直接政治に反映されないようなシステムをつくってきたのです。有権者をあおり、民主化を誘導してきたのがマスメディアです。その果てに登場してきたのが「日本のグレートリセット」を目指す橋下徹大阪市長日本維新の会でしょう。橋下氏は独裁を肯定しています。彼らが唱える首相公選制は現在の議院内閣制のあり方と対立するし、消費税の地方税化は国の社会保障政策を完全に破壊してしまう。衆院定数の半減や国民投票の推進、参院の廃止は、議会主義そのものに対する攻撃です。安倍首相は、戦後レジームからの脱却を主張しています。保守派として、これ以上の民主化ポピュリズムの横行を防ぐ、という意味ならば大賛成です。安倍首相もフェイスブックを巧みに活用するなど大衆迎合的な面はありますが、政治家が人気商売である以上、ある程度はやむを得ません。問題は政治手法です。保守とは人間の理性の限界を認め、「合理性」だけを根拠とする急進的改革に異議を唱える立場です。安倍氏が保守を自認するならば、既存の政治システムを否定し、社会の抜本改革を目指す橋下氏を真っ先に批判しなければならない。なのに一時的とはいえ、憲法改正のために維新の会と手を組もうとしていた。こうした姿勢を続ける限り、安倍氏への支持を留保せざるを得ない。安倍氏は保守に徹するべきです。

適菜収さんの見識も凄いが聞き手(太田啓之記者)のまとめ方も上手なのでせう。兎に角一語一句省けぬほど無駄のない見事な指摘。たゞ晋三に保守としての徹底を求めるが晋三は信介のDNAを表面だけ継いでるわけで信介はありゃ戦前の過激派官僚出で革新。晋三は保守の何たるか、などわかつてゐないだらう。

このネタ、真剣に中国陰謀説あり?と思へてきたのはアタシだけ?もう米国は中国によるハッキング非難も出来まい。せいぜい国内でのセット制限への苦言くらゐで。中共は欣喜雀躍、環球新聞だけでも「美监听计划泄密者命运搅动多国 欧盟对美一腔怒火」「美跌下网络安全道义神坛 舆论批美言行虚伪」「美急推危机公关 欲消除消极影响」「中国外交部:网络空间无需战争和霸权」と、まぁ見出しの躍ること、躍ること。