富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2012-06-21

農暦閏五月初三。夏至。官邸に8 to 8で12時間も詰めて分刻みで仕事してゐるぶんには夏至だと時間感覚麻痺。晩にチリのAmaynaといふ白葡萄酒いたゞく。こんな強烈で甜いSauv Blancはアタシは初めて。
▼アンサンスーチー女史と元香港総督で現オックスフォード大学学長のクリス=パッテン卿。なんだかバットマンかハーリー=ポッターの世界だね、こりゃ。魔女と老獪な執事。
胡錦濤国家主席G20で首脳記念撮影で立ち位置に貼られた国旗で胡主席だけが五星紅旗に敬意払ひ、と美談に。アタシはアナーキストなので国旗などだうでもいゝが苟も国際首脳会議で国旗を首脳の立ち位置の貼紙にする、それが間違ってゐますよ。
▼香港で「護苗基金」なる偽善、否、慈善団体が中高生対象に性調査(蘋果)。「九歲被迫肛交」とか「被迫發生性行為的平均首次年齡更小,當中被強姦的只有9.5歲」などと言葉が踊る。1割の学生が「陰道交、口交、肛交都不算性行為」と考へてゐるとして「反映高中生性知識極度貧乏」で「該會建議成立委員會加強預防兒童被性侵犯」ですって。あーあ。この調査の怖いのは大人による子どもへの性行為なのか子ども同士のお医者さんごっこなのかが不明なところ。オヤジが9歳の女の子にアナルセックス強要したらこりゃ問題だが9歳の子が肛門に関心持つのは自然で、かりに友だちにお尻に鉛筆を入れたとしても、今回のこのアンケートでは「アナルセックスを迫られた」に「はい」「9歳のとき」と答へてしまふことも含んでないかしら。足穂的なA感覚とV感覚がわかつてゐればいいのだが。だい/\かういふ調査しようといふ感覚こそフーコー的には異常な眼差し。
蘋果日報で陶傑先生の連載随筆俄然異才ぶり発揮。子どもは残酷か?、残酷な子どもはそのまゝ残酷な大人になるか?といふ話題から

中國的毛×東,小時在家鄉韶山有沒有虐殺過小動物?沒有正式的紀錄。但「毛主席」曾經與他的一眾「戰友」很輕鬆地「分享」過「如何讓貓吃辣椒」的經驗:有一次,與劉少奇周恩來等開會,「毛主席」突然問:怎樣令一隻貓吃辣椒?劉少奇說:「把貓嘴巴掰開,硬塞進去就是。」周恩來說:「把辣椒搓進肉丸,餓牠半天,牠就會吃掉。」主席答:「不,把辣椒水塗在貓的肛門,塗得貓屁股發紅、發痛,貓就會不斷舔自己的屁股,越舔越抓狂,這不就吃到辣椒了嗎?而且,牠會覺得很幸福。」這件事,中國人還當做他們的「偉大領袖」的偉大創意來傳頌,毛伯伯小時虐待貓,有此創作,後來殺上億中國人,不是很「科學發展觀」嗎?

と。劉少奇周恩来に突然、毛澤東が自分は「どうやって猫に辛味噌を舐めさせたか?」と問ひ、劉少奇は猫の口を無理矢理開けて辛味噌をいれて口を閉じさせる」と答へ、周恩来は「辛味噌を肉片のなかに入れて、半日断食させてから肉片を与へる」と答へたら毛主席は「そんなのぢゃダメ。猫の肛門に辛味噌をば塗り付け猫は辛さから激痛で腫れた肛門を舐め、それで肛門の辛さが失せれば幸せに思ふもの」と。これが毛主席の発想の偉大さか。この作り話あり、後日何千何億の人民の命奪つたのも、科学的発展観かしら?と。アタシもこゝまで論の飛躍は出来ない。