富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2012-06-13

農暦閏四月廿四日。昨日の新聞だつたか食物及衞生局長の周一嶽医学博士が天安門人士・李旺陽の死因を自殺とするには難あり、とコメント。七月からの測量梁の新政府で留任なしと覚悟決めたか、で開き直りで良心のコメント、と蘋果日報(他の新聞は記事なしw)。それに続き今度は香港の金融管理局の任総(前局長)が香港ドルのPeg制度廃止も含め見直しの時期、とコメントの由。これも任総が唐紅酒支持で測量梁に対する金融面での揺さぶりで、この時期にこのコメントはかなり政治的。たゞPeg制は中英交渉始まり香港の中国への変換が現実味帯びるなかで将来の経済不安から香港ドル急落が憂慮されるなか1983年に導入された米ドルによる香港ドル保証制度であつて1997年以降、殊に近年、人民元強くなるなかでPeg制度がいつまで必要なのか、は任総始めエコノミストが少なからず指摘することで今更目新しい論でもなく、この記事がかうもデカ/\と出るのは蘋果日報だから、で経済専門紙の信報まどこれに全く触れもせず。かつての民主派vs親中派といふ図式より、どうやら最近は明らかに中共の旧帝劇の延長か、旧守派と新興成金派の区別目立ち香港の行政長官選挙はまさにこれが唐紅酒と測量梁の一騎打ちになつたが周一嶽も任総もさういふ意味では旧勢力か。