富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

よさサうナ、僧は誘ふな、宵サうナ

fookpaktsuen2012-05-26

農暦閏四月初六。午前中某所ご視察。雨が降り出したと思へば雨脚強く黄雲警報。正午前に上手くバス拾ひ官邸に向かひ午後ご執務。夕方に中環。蘋果商店にてMacBook Air 11吋ご購入。13吋は正常に作動してゐるが文字打つのが主のアタシには時々13吋でも大きく思へる。重さ1.08gで、これだと持ち歩くにも銀座タニザワの小ダラスにも丁度良い大きさ。土曜夕方で人混みのなかテーブルの端で初期設定作業。本当はサポートしてくれるのだが「サポートしますね?」に「もう25年も蘋果使つてゐるから手慣れたもので大丈夫よ」と定員の若衆に告げると案の定「ボクの生まれる前だ!」と「伯父さん、すごいですね」といふ眼ざしでSteve Jobsさんに感謝しないと。ものの三分で初期設定完了。iCouldのおかげで住所録から予定表、メール、そればかりかiPhotoのストリーミングで画像まですぐさま取り込め何も指示せぬのにアタシの「ことえり」で一千語に及ぶ自分辞書まで使へるのだから。尖沙咀天文台に向かふ高台の路地にある「多幸八」。多幸八といふ食肆の名から昔は仙台で裁判所裏、そのあと電力ビル地下の多幸八思ひ出す方も少なからずや。仙台時代からお世話になつた業界U氏に誘はれU氏ご家族と会食。お任せなのに板前氏は薄味油控へ目と我がまゝちゃんと聞いていたゞき忝い。
▼新鴻基グループの二代目兄弟の確執見て恐れたか李嘉誠も「典型的長男」ヴィクター皇子と「典型的次男」リチャード皇子に長男は主だつた財閥会社、次男には今後の事業拡張への資金支援とはつきりと分別。さすが賢明と思はれはするが李嘉誠とリチャード皇子との確執ありの由。いずれにせよ84歳だかの李嘉誠先生はまだ現役続行と健啖も潮州訛りの広東語で声高々。