富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2012-05-14

農暦四月廿四日。素晴らしい快晴か、と思つたら驟雨あり。香港で南洋のやうなスコールは一年でも本当に珍しいこと。珍しく今日一つ出た会議で事前に全く呆れた理由で会議開催が危ぶまれる夢を見て魘されて起きた。情けないかぎり。どーでもいい内容なのだがこゝ数年、懸案であつたことの「まとめ」でもあつたから夢にまで見たのかしら。トラブルバスターのやうに次から次へと何か改善案提案し、言ひ出したことでその立案から実行役になり、一つ一つ解決してゆくが、そんなことが山積みとなり……の毎日。まぁこれで糊口を凌いでゐると思へば、かしら。帰宅して一昨日のタイ料理の残りお持ち帰り工夫してタイ風ご飯。タイ料理と麦酒で血糖値は一発で高値だつたが辛い物でもオカズにして白飯を食べるぶんには数値的には問題なし。それとやはり紅酒も数値が上がらないことを人体実験。今晩はお気軽にCh. Moulin de Bel-Air 07年。『文藝春秋』六月号読む。これもまた特集は橋下……憂鬱、だが文春が橋下に対して否定的であるのが、さすが保守、でまだ幸ひか。
▼「兩色魔同出動 非禮五外籍男童 愉景灣人心惶惶」ディスカバリーベイでガイジンの子ども4人が少年好きの色魔に性的悪戯された、といふ事件。「五名外籍男童,前日騎單車至一地盤外,遭兩名肥壯中國籍色魔摸下體及屁股……」と記事にあるが「中国籍」という時、アタシの感覚では大陸人。だからこの記事もわざわざガイジン少年好きの色魔が大陸ぢゃガイジン少年がいないので?香港までイタズラしに来たのか、とでも思ったが記事を読んでもこの二人の加害者が大陸から来たという記述なし。香港人でない、と断定できず。それが記事では「中国籍」。確かに香港の市民の多くも中国籍だがマレー系とか越南系華僑かも知れず、なぜこの容疑者が「中国籍」と書かれたのか。もしかすると香港の記者の中にも一国一制度定着で「チャイニーズ」の感覚で「中国籍」が使われているのかしら、と思う。

文藝春秋 2012年 06月号 [雑誌]

文藝春秋 2012年 06月号 [雑誌]