農暦四月初三。朝イチでANAの機内誌「翼の王国」四月号の頁を捲つてゐたら一瞬「海ゆかば」と読めて驚いたら西表島の特集で「海の森ゆけば」なり。
本日は官邸にて何も予定なき日と高を括つてゐたら朝から次から次へとまぁ突発的な仕事入り大忙し。この半月ほど多忙極め十分に休んでをらず、そこに薬で無理に血圧と血糖値を下げてゐてるから極度の体力不足。目眩甚し。血圧が110/70とか理想的なんだろうが身体がそれに慣れてをらず。
▼蘋果日報が特ダネで党員梁の候任特首弁（次期行政長官弁公室）に陳冉なる大陸娘を任用。上海生まれの27歳で2004年に清華大学新聞系に入学、05年に奨学生として05年に香港大学の新聞系に留学、卒業後は香港大学の金融系修士課程終へ知人のツテで党員梁の面識を得て……の今回の組閣本部入り。現時点では正規の公務員ではないが準拠の候任特首弁の政策要員で香港に来て七年未満で永久居民の資格なく本来は公務員になれず。しかも中学のときに中共の下部組織たる共青団に在籍で本人は中共党員でははない、と否定するが父親も上海の公務員で、来港後も親北京の青年組織・華菁會の幹部務めるなど彼女がアカなのは明らか。また見た目がいかにも大陸で紅衛兵、文革娘っぽい（笑）。その紅娘の思想信条は自由だが党員梁がこれを堂々と愛顧で側近に抜擢するから、さすが党員政府。その候任特首弁でこの紅娘登用と逆に疎んじられさうなのが誰からも嫌はれる羅范淑芬（Fanny Law）。教育行政での相次ぐミスで事実上更迭され香港政府から退いたが中共の受けは良く全人代の香港代表になり今回の行政長官選挙では党員梁の選挙本部仕切り見事当選でご褒美として党員梁の候任特首弁主任に抜擢されFannyがまた香港政府に回帰と恐れられてゐたが余りの嫌はれ具合に党員梁も自らの支持率低下に繋がると危機感覚へ「羅太任期到 6月 30日，羅太係唔會加入 7月 1日嘅政府，擔當任何崗位工作」と発表（嗤）。これほど嫌はれる人も世に珍し。
