農暦三月初九。朝イチで湾仔の公立病院。処方薬受取。これまでの血圧降下剤、利尿剤、ゲムフィブロジル（血液の中のトリグリセリド＝中性脂肪の低下に効果ありの由）に加え抗糖尿定番のメトフォルミン500mgをば半錠ずつ日に服薬することになる。問題はメトフォルミンに書かれたAvoid Alcoholic drinkの一言。そんな無茶な、殺生や。医者は糖尿病で断酒せよとは一言もいはなかつたが。いろ／＼調べると酒は量を減らすのはそりゃ重要だが「飲むな」とは書いてをらぬ。わかつたことはアルコール摂取していてはメトフォルミンの効力がなくなることで、日に反錠ずつの接種だが朝、晩と厳しくする必要もなく基本的に酒は控える、但し宴会などある日は酒の量をば減らすこと、その日は予め朝、昼で（そこでも六時間近い間隔もあり）メトフォルミン服用すること、と勝手に決める。晩に金鐘に集合。貿易Ｉ氏、保険Ｔ氏のお車に分乗で計９名で粉嶺へ。聯和墟の客家料理、新漢記に飰す。二階の個室に通され宴会。食材も料理も美味いがスタッフも愛嬌あり親切。肆もよく繁盛。イタリアの発泡酒２本、赤葡萄酒４本が空く。金鐘のWatson's葡萄酒店で調達は発泡酒SacchettoのProsecco Brutが２本。これは中華で食前酒にはお気軽。香港の中華に合うでせう、とTurkey Flatのシラーズ08年、Chateauneuf du papeのLa Nerthe 07年。それに差し入れで名前失念の豪州とイタリアの赤。
▼新鴻基地産で次男、三男が長男追放で母（創業者妻）が次男、三男に付き……のシェイクスピア的騒動は二年前のことだが、これに香港政府の橋王（世渡り上手）のスーダラ節・許某が長男追放で暗躍、その見返りにハッピーヴァレイ禮頓山に460平米だかの高級マンションをば同社より廉価にて賃貸と宛てがはれ……の醜聞で同社次男、三男と許某が簾政公署（ICAC）から事情聴取で連行される一大事あり。香港有数の財閥のトップと香港政府でナンバー２まで務めた役人の贈収賄。昨年からのICACの内偵に許某はこゝ数ヶ月すつかり憔悴して隠遁暮らし。民間企業の社外役員辞退、競馬でも馬主として著名だつたが馬も手放し自省の態度見せICACの酌量願つてゐたといふがお縄に。この醜聞と御用に我らが行政長官貧官曽は昨日より急きょ一週間のイースター休暇申請して香港離れたといふ。
@fookpaktsuenhkg: Hong Kong’s chief-executive “election”: The worst system, including all the others | The Economist URL
