農暦二月十九日。東北の大震災と核禍の始まりから一周年。小雨。また寒くなり摂氏13度。ただし湿度は98%で香港らしい春まぢか。朝から溜つた写真整理や、いたゞいたまゝで返事してしてゐないメール、それに葉書を出したかつた方々……に返事を書く。今日は久々に週末が休みになつたが、今日この日に返しておかないといけない、と思ふものばかり。昼前に陋宅出て霧雨のなか何ヶ月ぶりかしら、で裏山に。大風坳越えると本格的な雨になりアウトドア用の傘をさしてゆつくりと走る。さすがに体重が5kg減ると競走馬の斤量ぢゃないが本当に楽。大潭を越へHK Int'l Schoolの小学部へ。HKIS Grade-5 Bandと日本人学校(ハッピーヴァレイの小学部)の音楽隊が311で"希望 - Hope -" March 11と題したチャリティコンサート。二、三百人くらゐの参加者。寄付が寄付金箱からあふれるほど集まつてゐる。開会してすぐ13:46(香港時間)となり黙祷。アタシも中学で吹奏楽やつてゐたが日本人学校のこの音楽隊は小学校の高学年だと思ふとかなりの出来。最後を「聖者が町にやって来る」で占めたのが米国人(HK Int'l Schoolは米国のルター派に属す)の琴線に触れ参加者から盛大な拍手。そのあとC家族らが主催するStep 2000といふウィルソントレイルをスタンレーに向けThe Twinsを上り、その石段にチョークで思ひを綴るといふチャリティイヴェントあつたが幸ひ雨は歇んだがアタシは無理して雨のなか走つてしまひ足がびちゃ/\で冷えコンサートに来たZ嬢も体調芳しからずイベントの入り口で心付けだけ遺し場を辞すことに。バスでスタンレー。すつかり冷えてしまひジムのサウナに入り帰宅。雨がまた本降りに。晩に参鶏湯食す。焼酎とFamous Gooseのウヰスキー、瓶に残つてゐたのを飲み干す。岩波書店の『世界』もう四月号が届いてゐるのに三月号読む。
@fookpaktsuenhkg: 三軒茶屋の幻の桜で由紀夫のシャルトリューズ飲む椎根和。仏の修道院で修道僧だけで造られる酒。やや細い瓶の口当りの形といい、香りといい、いかにも同性愛社がひそかに愛する種類のもの、と和さん。仏修道士のヌメヌメした赤い唇と緑色の唾液が滴っているよう、と。なんてリキュールな世界。
2012-03-11 10:50:52 via web
@fookpaktsuenhkg: 60年代以降戦後民主主義に寄添い続けてきた吉永小百合は永遠の美女としてかつて存在した希望や未来への信頼を今なお人々に託され続けている。(九間十義)
2012-03-11 10:39:34 via web