富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

文革曽 負けてはをれぬ、と醜聞勝負

fookpaktsuen2012-02-22

農暦二月初日。小雨。銀行でアタシの口座担当を変へてもらふ。2008年の金融危機のまえに或る投資ファンド勧められ投資決定したのは当方だから勧めた銀行員に何ら責任はないが、その前年にアタシの口座担当になり挨拶とこの投資ファンド購入で会つたッきりで金融危機後は一度も連絡も寄越さず。普通ならせめて半年に一度は「ポートフォリオの見直しなど」と電話でもしてくるものだが。アタシは口座の用事があるとこのマネージャーの部下であるA嬢は、もう十数年の知己で、いつも彼女に託すと正確な仕事ぶり。さすがに今日会つた上司も「彼女ぢゃ拙い」と表情に出てゐた感あり。いくつか面倒な案件あり一つ一つ処理。携帯電話嫌ひだが出先で電話で仕事指示のケース多くなり、何かと口実つけては「大人買ひ」で坊主商店で藍牙のヘッドセットお買ひ上げ。日本なら1.7坊主円が香港では1.1坊主円也。小さすぎていつ紛失するか、は時間の問題。夕方、濃霧。帰宅して自宅で珍しく鴨南蛮蕎麦飰す。


▼行政長官選挙の話題ばかりですつかり影の薄い現任の文革曽。起死回生?とばかりに東方日報がドナルド疑惑連日満載。まずマカオは氹仔のカジノホテルでの豪遊。香港特区の行政長官たるもの、本来は香港離れる際は行政長官代理をば立てるところ、このマカオ遊行はお忍びで代理立てず。しかも富豪の豪華高速ヨットの便宜供与が発覚。また中国や日本への個人旅行でも知己の富豪から小型ジェット借りての豪遊。本人は然るべき金額払つたといふが高速ヨットやプライベートジェットでマカオや日本までの「エコノミークラス料金」(笑)ではお話にならず。やはり薬行商からの成上りで、どうもこの成金的上流豪遊などに憧れありか。所詮、何も面白みなき小市民ぶり露出。

さういへば山口の母子殺害事件で当時十八歳の被告弁護団に対してテレビネタで罵詈雑言浴びせたのもこの元弁護士。どんな犯罪でも弁護が絶対に必要であること、少年法の精神の崩壊。鈴木邦男さんが書いてゐるが被告の名前も顔写真も出てゐるが、どこの新聞の「説明」「弁明」も「元少年を実名で報じる」理由として「更正、社会復帰への配慮が必要なくなるためです」と。少年法は社会復帰を前提としてをり死刑=この元少年は二度と社会に出てくることは絶対にない、というこの思考。「余りにも「残虐で非人間的な犯罪」を我々が見聞きし、それに慣れ、我々の感情までもが残虐になっているのではないか」と邦男さん。御意。