富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2011-11-07

十一月七日(月)曇。朝四時頃に小用催し起きた序でにiPADで区議会選挙の新聞速報から親中御用政党民建聯が躍進、と知る。そんなものだらう。今週は気温下がるさうで北からの季節風強し。小雨もあり空も暗し。早晩に帰宅してジムまでの往復とジムで5kmほど走る。昨日は腰痛で情けなかつたが今日はわりと調子良し。晩に北角街市の地鶏で水炊き。白菜や茸菌類も美味くなつた。午後十時前に就寝。
▼昨日の区議改選(投票率41.4%)の結果は336議席中、親中御用政党の民建聯が3割にあたる136議席をば獲得し21議席数伸ばす勝利。立候補議員の75%が当選。それに対して民主党は3議席減の47議席(当選率36%)で有力立法会議員が兼任で区議会に打つて出た公民党はフィリピンなど出稼ぎ家政婦の香港居留権支持など批難された影響もあつたか5議席減の7議席しか獲得できず当選率は僅か17%と沈没。社民連や民主戦線だつたかは一議席もとれず。注目すべきはレジーナ葉劉淑儀女史率いる新民党が4議席だか手堅く取り(これで行政長官選挙でも葉劉淑儀の下馬評は高まるだらう)、資本家&富裕層背景にする自由党も善戦。結局のところ区議会は所詮、区議会で民生優先、そこに香港の民主化など選挙で訴えやうとした泛民主派の失敗。我が選挙区は保皇党派背景にする新顔がかなり組織力と資金力見せつけたが現職の公民党君が善戦して議席維持。この現職は立法会議員に非ず地道に地区の民生に取り組んだ結果で典型的な中間市民層多き我が地区ではまぁ良識的勝利。それにしても民主党の副代表の劉慧卿女史が今日の記者会見で激進的党派とは一線を画し……とコメントしてゐたがアンタこそ数年前まで急進派民主政党「前線」の代表だつたのに、と変容ぶりに驚くばかり。勝つた民建聯も負けた泛民主派もあくまで区議会で来年の立法会選挙は油断も落胆も出来ず。ところで今回の選挙、これまでいつも気になつたが選挙人名簿が有権者の目の前で丸見えだつたのが今回は見えないやうに配慮あり。