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七月六日（水）酷暑警報続く。帰宅して日暮れ前に走ろうか、と思つたが余りの熱さに家出する気も失せPink Floydの30年前の倫敦はEarls Courtでの実況録音聴きながら冷たい麦酒。するとピンクフロイド的な夕暮れ、に惑ふ。ドライマティーニ二杯。北角街市「美肌」の手羽先と白菜の鍋。亜視の晩のニュースが江澤民逝去と報じる。心筋梗塞だの脳卒中だの中共建党90周年に姿見せずで末期と噂されてゐたが。
▼中共建黨90周年記念映画「建黨偉業」香港ではごく普通の人気だが内地ではすでに収入が３億元の由。だが上映開始時に大反響で八億、十億元との雄叫びにはほど遠し。そのなか荷李活映画「變形金剛」トランスフォーマー？や「武侠」といつた人気作品の上映始まり広州や重慶で「建黨偉業」売り上げ偽装と報道あり。手段としては「變」や「武」の入場者にも「建」の入場券を一旦発行し売り上げは「建」とした上で手作業で「變」や「武」の座席を宛てがふといふ何とも手のこんだもの（笑）。ここまでして入場者数偽装で中共映画超人気と謳ひたいかしら。「建」を製作の中國電影集團（中影）はこの偽装を否定。そりゃさうだ。
▼香港政府で毎年約５万人の新生児が誕生（過去六年の平均、衛生局長の弁）。そのうち地場の子は約半数で残り半数が「内地」産婦の香港での出産。５月末だつたか某病院で「年内の出産予約は爆満」といふ表示見て驚いた。香港は居住権で生地主義が原則だが内地子女の場合は香港も「中国内」ということで香港居住権は認められず。それでも香港で出産望むのは父親が香港居民か、香港の医療水準の高さであり将来的に生地主義がとられる場合の期待もあり。いずれにせよ日本が少子化のなかで本来であれば高度な医療水準で出来たこと。鎖国単一民族国家で生地主義などとれないのだらうが。