富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

五月三十日(月)晴。そろ/\冷房が堪へる季節。でも数年前に比べると凍へるほど冷やす場所は節電もあつて少なくなつたが気温は摂氏三十度でも、だからこそ半袖も着れぬ。先週末にアタシが無印で購つたのが夏用の薄手のジャケットとカーディガン、それに麻のストール。冷え性もあるがほんと夏の冷房がつらい(って一年中、冷房なのだけど)。まぁ皆さんがポロシャツ姿なんてときに夏でも涼しげに一枚羽織つてゐて「お洒落ですね」なんて若い人に一寸お世辞言はれるくらゐ。まぁそれでいいのだが。ご執務の途中、茶餐庁で茄子豆腐崧肉飯って一寸辛くない茄子と豆腐の麻婆のご飯だが微妙に米飯の量が少なくなり、これで十分だがなるほど物価高騰で飲食店も苦戦を実感。晩遅く帰宅してドリアン頬張る。
▼「長江大旱 洞庭湖變草原」と信報の記事。岳陽市官員透露,今年以來洞庭湖水位持續偏低,城陵磯水位5月9日更出現1968年有紀錄以來的最低水位……の由(画像が干上がった洞庭湖)。
昔聞く洞庭の水 今干上がる岳陽楼
と小樽M氏。秀逸……と感心してはをれぬ深刻な中共の水治。中国は古より「如何に水治を押へるか」が政治の妙。水治をばしくぢれば政権も崩ずるが理。中共が天神、水雷、土神をも畏れず長江にダム建設など暴挙に出た結果がだうなるか。反体制民主化運動より小役人腐敗と土地接収など強制への民憤、さらに水治失敗こそ中共にとつて大きな脅威ぞよ。