富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2011-04-14

四月十四日(木)公共広告機構のCMで「サングラスじゃないVERBAL(m-flo)」とアタシがクリソツといふコメントを日本の友人数名からいたヾく。そのヴァーヴァルとかm-floが何だか全くわからないまま、そのCMを見たが確かに20数年前のアタシがこの人に似てゐなくもない。だがそれ以上に驚いたのは話す声。まるで自分の声を聞いてゐるやうな感ぢ。
▼三月末に「「緊急支援バス」なるもので仙台に帰られた東都は墨東在住のA嬢からのメール、勝手に引用させてゐただくが

その5時間半の道のりでは、たくさんの自衛隊車両や消防車両を見かけました。映像ではなく、実際に目の当たりにすると、いまこの国で起きていることが本当に想像を絶する大変なことなのだとあらためて実感しました。下り車線に何台も何台もタンクローリーが走っていたことはちょっと嬉しかった。一刻も早く、安全に、必要な人たちに燃油を届けてくれよ〜!と、心の中で、いちいち運ちゃんたちにエールを送って見守りました。

と。かういふのは実際に目にした人しかわからないこと。それを知らせてもらふと少し実感が共有できる。この東北道の震災対応の光景とは別に、仙台市街がそこだけ見れば、まるで震災などなかつたかのやうにそれまでの活気を取り戻してゐた、といふ。ガスが復旧せず飲食店など商売にならぬがビジネスと生活がそこに。不思議といへば不思議で当たり前といへば当たり前。少なくとも地震だけなら耐震建築や安全対策など地震国としてかなり十分なものが出来上がつてゐたのだ(原発の耐震性のなさ、は別だが)。それに対して大津波はあそこまで想定できず、といふか恐れ忘却してしまひ原発については論外。
蘋果日報(副刊)で陸離なる書き手が「(不敢)敬致石原慎太郎先生」(こちら)。
那麼我就要用耄弩之末嚴正向您四任東京都知事提問:為何貴國明知自己是地震國、海嘯國、火山國,都要建造那麼多核電廠?週前靜靜將輻射水傾注大海,也不事先知會一聲?還要自我中心準備申辦 2020東京奧運?太暈眩了!您,您們,狂暴之果實!
東京オリムピックの開催をば雄叫びも勝手だが地震津波、火山の国がどうやつてこんな澤山の原発を造つて誰にも知らせず放射性汚染水を海に放出できるの?と。石原慎太郎、アナタ、そしてアナタたちこそ「狂った果実」だらう、と。御意。
▼「雇い止め」といふ最近の言葉。派遣社員など非正社員なのだから契約期間満了で契約更新しない場合は「解雇ではござゐませんよ」で「雇い止め」なのださうな。愚の骨頂。もと/\派遣社員なんて制度ぢたいが尋常ぢゃないのだから。