富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2010-10-30

十月卅日(土)晴れて少し走ろうかと思つたがでれ/\と。昼近くZ嬢と坑口。Mさんと待合せ坑口村。かなり久々にLardosステーキ屋に食す。将軍澳病院から路線バスに乗り秀茂坪の団地を抜け観塘。MさんとZ嬢は最近、観塘周辺のかつての工業ビル改造した雑貨屋などご見学で二人と別れ路線バスで沙田。沙田文化博物館。同館で香港の九広鉄道開通から「鐵路百年」、社会派の都市写真風景集めた「城市漫遊者 ─ 社會紀實攝影」、それに董陽孜の書道作品展「墨濯空間」あり急ぎ参観。MTR西鉄で大埔のホームで明朝、第一回深圳駅伝に出場のS氏と落ち合ひ、そのまゝ羅湖から深圳に入る。ボーダー渡りながら、つい先程見た文博の展示で、本当に何もない、畑中に、狭い深圳河はさみ英中夫々の小さな駅舎が対峙するだけの写真を思い出すと、この殊に深圳側のこの卅年の発展はただ/\驚くばかり。鄧小平といふたつた一人の創作なのだ。商業城で足浴。地下鉄で隣駅の国貿、S氏投宿の彭年酒店(旧深圳ヒルトン)までお連れして部屋で麦酒。近くの羅湖大酒店の日本料理屋で駅伝に出場する3チームの前夜祭の末席汚す。アタシも当初、出るはず積りだつたが精鋭チームのアンカーにされさうになり腰痛を理由に辞退。駅伝に広州から参加のK氏が中村信一「M型ライカのすべて」お読みになつてゐるといふので今夕までに読了の北野邦雄「ライカ」差し上げる。「最近もカメラはリコーのGRですか?」といはれ「いや、実はこれで」とiPhoneお見せするのは一寸気がひけるが深圳H氏がiPhone4で今日、下見に行かれて撮つた明日の駅伝コースの写真を見せてもらひ鮮明度に驚いた。それにしても本当に明朝、駅伝に出場するのか?と呆れるほど派手は飲みっぷり、喰いっぷり。二更に入るころに暴飲暴食の場を辞し小一時間の按摩して香港に戻る。深圳の新宿=東門(老街)の地下鉄に23時で紅磡でタクシー乗つたのが24:30で90分かゝると思ふと近いようで香港の時間的感覚ではかなりの距離感。
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