二月廿四日(水)跑馬地の競馬。第一競走(Class-5の1,200m)に馬主C氏のDashing Champion出場。跑馬地のC軌道といふタフなコースで二番に着けまだ/\元気な十歳馬は通称「アミーゴの坂」で三番に下り先行する二頭と二馬身差くらゐになり「もう終はつたか」と思へば最終コーナーで果敢にも二番に上がり最後直線の200mまで頑張つたが最後混戦で八着。負けてもこれだけ奮迅ぶり見せてくれれば満足。この馬は最初、三歳のデビューの時から。晩遅く出先の仕事済ませ帰宅してブルータス誌の吉本隆明特集読む。アタシが吉本隆明を最初に讀んだのはちやうど角川文庫で「共同幻想論」「言語にとつて美とはなにか?」「心的現象論序説」の三部作が出た頃。何かアタシが主張つぽい事をいふといつも「まだ吉本の共同幻想論も讀んでゐないうちは、わからないだらうけど」なんて高校の教師に言はれ、自分で讀んでみて「吉本隆明の言つてゐる通りだ」と思つたのではなく「これは使へる!」と(笑)。高校のその教師も、だらうが對手の主張を砕く常套手段に。その後、吉本隆明が反核異論くらゐはまだ許容できたが、例の八十年代の大衆消費社会感覚、そして海難……もうお笑ひのネタになつてゐる、されてゐるお姿あたりで良く理解できず。今回の特集でも宮台センセがそのへん、きちんと批判してゐたが。
▼愛煙家に訃報は、香港入境の際の煙草免税は現在三箱(六十本)が十九本まで=開封した吸ひかけの一箱だけ免税に八月から。今も三箱といひつゝ、これは深圳と香港を手ぶらで往来するオッチャンらで空港などでは半ば暗黙の諒解でカートン単位の煙草持ち込みがされてゐるが香港の煙草値上げ措置で海外からの持ち込み煙草需要増え、これに目をつけ二箱目から課税といふ他海外でも珍しい措置となる。
▼今日の政府予算案発表を前に今朝の信報の社説が「香港向左轉」と題し
「派糖」措施不能停,皆因貧富懸殊日趨嚴重和弱勢社群無法脫貧,在施政上政府必須調整過去的政策,為弱勢群體提供較「社會安全網」更全面的保障;而隨著普選逼近,在政治上要爭取支持,為弱勢群體發聲和爭取權益會逐漸成為政治主流(西方的民主政治正是如此),我們看見若干工商界背景的政治人物正在「轉型」成為「為民請命」之士,當知道香港向左轉已成為趨勢,而「派糖」正是政治向左轉的具體標誌。
と「派糖」で市民に謂はば「媚びる」ことは政治的に「左寄り」つまり香港的には北京を向いた親中路線と指摘。派糖で民草の不満=対中央政府への不満を抑へることに繋がる、といふことで「左転」と言ひたいのか。今ひとつピンと来ずアタシの理解力不足か、と聡明なC嬢にこの社説見せこの点を尋ねたがやはり「「派糖」正是政治向左轉的具體標誌」が理解できぬ、と。
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