富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

六月十九日(木)朝やうやく晴れる。
▼一昨日の信報にシカゴ派経済学の奇才・張五常教授が「中国経済制度」といふ12回連続で論文掲載を始める(週二回の掲載)。紙面半頁の初回論文「思想の衝撃」すら忙しく読む時間ないが何に驚かされたかといへば張教授が七月中旬にシカゴ大学で挙行される2008 Chicago Conference on China's Economic Transformation Programに参加で、これはその提出論文の由。張教授といへば香港大学経済学院長を勤めノーベル経済学賞で初の中国人学者になるかとすら噂されてゐながら米国シアトルでの中国骨董商の経営で脱税行為ありとして米国連邦警察から国際刑事機構に捜査託され香港離れ現在は中国で隠遁生活中の身。その人が米国に一旦入境せばグアムでの三浦和義さんと同じくお縄は確実。それがどうして古巣のシカゴでの研究会参加。しかもプログラム見たら冒頭発表の栄誉。背景が気になるところ。

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