富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2007-12-23

十二月廿三日(日)宿酔で午前中使ひものにならず、の陛下御生日。昨晩いただいたGX100のパーフェクトガイド(ソフトバンク刊)読む。メーカー側には失礼だらうがCaplioのロゴを隠しGXとかRicolet(なぜよ?)といつたロゴに変へてしまふシールが付録なのは笑へた。アタシはこのカメラには興味がないので、この本はGX100をお持ちのA氏にでも年明けに差し上げよう、と思つた。昼すぎ今晩から久々に自宅での食事続くので街市に食材購ふ。来記にて海鮮の咖喱味「叻沙」食す。午後机まわりの雑用済ます。夕方、R-D1sに昨日入手のズマロンのレンズ装着し散歩。鰂魚涌のすでに閉鎖となつた培志男童院の跡地など撮影してみる。曇り空の夕方に、とてもそれらしい色合ひ。1955年に独逸で製造されたこのレンズが半世紀もの間いつたいどんな風景を写してきたのか、とピンクフロイド的に気になるところ。East End酒場にエール二杯。むかひ酒で気分回復とは我ながら情けない。2年も前に発売のGR Digitalのパーフェクトガイド(ソフトバンク刊)書店で購入。有馬記念は予想もつかずロックドゥカンブ複勝のみ地味に購入してゐたが惜しくも4着。優勝はマツリダゴッホ……オレハマッテルゼよりも更にアタシのセンスとして「絶対に買へない名前」。I君とメールのやりとりのなかで、いつのまにかマツリダバッハ、と書いてゐたが双方誤記にすら気付かず。晩は先日の鏞記の鹵水鴨舌や烟燻鴨のお持ち帰りなど食す。Ch Bellenfont Belcierの葡萄酒も。テレビジョン(翡翠台)の「傑出華人系列」で巴里在住の抽象画家・朱徳群の特集見て中上健次「熊野集」続き読む。
▼GR SNAPSを眺めると、写真はスナップであるから甲乙つけもできないが、それよりも手書きのコメントのみんな字が下手なこと。そのなかで、そえじまみちお氏の字が個性的で可愛らしい。写真は糸崎公朗氏のが断然、良い。

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