富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2007-11-17

十一月十七日(土)机まわりの片づけ済ませ昼前に裏山一時間走りジムでちよいと筋力運動し一浴。本日の競馬(沙田)は12月の香港国際レースでの香港スプリント香港マイルの予選あり。スプリントは知己の馬主W氏のSunny Sing(新力升)に期待託すが一番人気のSacred Kingdom(蓮華生輝、G Mosse旗手)が一着。Sunny Singを軸に、そのSacred Kingdomに二着のAbsolute Champion(騏綵)、それに前晩オッズ37倍で三着のScintillation(燦惑)を脚としてゐたのだから残念。マイルは今春のチャンピョンマイル戦の覇者Able One(歩歩穏)、同二着のJoyful Winner(勝利飛駒)に同四着のFloral Pegasus(俊歓騰)、安田記念に出戦で同五着のGood Ba Baと、さながらチャンピョンマイル戦の遺恨試合の如し。一番人気はGood Ba Baでアタシは前晩オッズ13倍で5番人気のFloral Pegasus(俊歓騰)の単勝、それにこれを軸に連複と三連単でGood Ba Ba、Joyful Winnerに流す。結果、Good Ba Baが一着で二着が善戦のFloral Pegasusで三着にJoyful Winner、連複は取つたが配当HK$672の三連単惜しいところで取り逃し。早晩に深水湾に住まはれし某氏より招飲受け氏の広大なる邸宅での夕食会に末席を汚す。興味深き逸話いくつか聞き及ぶが此処に認ためるに能はず。海洋公園の岬の向かうに下弦の月を愛でる。
▼昨日の信報(文化面)に左手のピアニストGary Graffmanの記事から始まり香港ショパン協会(The Chopin Society of Hong Kong)や来年秋開催の第2回香港国際ピアノコンクール紹介の記事あり。ほぼ一面大。香港ショパン協会主催の音楽会は12月に約一週間の予定で開催(こちら)。ピアノコンクールは05年の第1回からしアシュケナージ先生やグラフマン、パスカル=ロジェなど錚々たる面子揃へ驚かされたが次回も審査委員長がアシュケナージ先生で、審査員にはPaul Badura-Skoda, Peter Frankl, Gary Graffman, Vladimir Krainev, Geoffrey Norris, Maria Joao Pires, Pascal Roge, Gennady Rozhdestvenskyといつた面々が集ふ由。大したもの。ひとへに協会主席のAndrew Freris氏の情熱の賜物。Freris博士はパリ国立銀行のアジア太平洋地区のチーフエコノミストで香港在住二十年余。仕事の傍らこれだけの音楽への貢献には敬服するばかり。

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