富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2007-10-13

十月十三日(土)目覚ましなどいつも鳴る前に消すものを今朝は微睡みのうちに気がつけば午前八時。久々にかなり熟睡。新聞数紙読み机囲りの雑事済ます内に昼近し。?箕灣。?箕灣の賽馬會診療所。八月に書斎にて書籍片づけの際、梯子より落ちて目頭強く打つ。東區医院にて目頭より血の流れ出ずるまま看護婦より破傷風の予防接種の注射され、数日後、破傷風の予防接種「第一回は済み」の通知届き今回第二回目の打針なり。昼近くに訪れれば午前中の診療既に「爆満」の指示あり。窓口で「予防接種なんだけど」と云ふと予防接種は医師の診断要らず「爆満」でも受け付けられる。費用HK$17なり。土曜日で午後1時の終了まであと1時間余ながら医師の診断待つ患者は二、三十人。老人多し。この診療所の医師B君は旧知、夜勤などないぶん楽とは言っていたが朝から休みなく診療続くのだから草臥れるだらう。安利にて魚蛋河粉を食す。昼前だというのにすでに数名の行列あり。食後に近くで龜苓膏も食す。路上に焼き栗、焼き芋など売る屋台あり。すでに秋の気配。ミニバスで帰宅。午後、湾仔で薮用済ませ帰宅。ドライマティーニ二杯。久々に自宅で夕食。焼酎飲みながら蒲鉾と生山葵、菠薐草のナムル、南瓜煮付け、明太子、黒豆、蓮根と豚肉の味噌炒め、大根と鮭のサラダ、胡瓜と人参、大根の漬物。米飯はなし。黒豆の煮汁でウオトカを割って飲む。これが美味い。
▼一昨日施政方針演説せし行政長官「自称政治家」Sir Donaldが昨日のRTHK Radio-3(英語台)の番組に出演。民主化問題につき
民主発展極端になれば中国の文化大革命のようになる。人民が自ら全てのもの掌握せば管理に能わず。
と指摘。司会思わず「文革は極端な民主制の例ではないと思うが」とフォローするが、Sir Donaldは更に高揚し
What is it? People taking power into their own hands! Now, this is what it means by democracy, if you take it to the full swing. In other democracies, even if you have an elected person, then you overturn the policy in California, for instance, you have initiative number, number, number what, then you overturn policy taken by the government, that's not necessarily conducive to efficient government.
とカリフォルニアでの住民投票による州政府政策の否決により行政業務停滞ありとまで言及し「世論の横暴」揶揄。政府の小役人、一旦権力の座につけば「さもありなむ」の専横傲慢ぶり。考えること同じでも良家の出、の董建華ならここまで言及せず。魯迅先生嘆きし小市民性の悲しさよ。

富柏村サイト http://www.fookpaktsuen.com/
富柏村写真画像 http://www.flickr.com/photos/48431806@N00/