九月廿四日(月)自民党福田総裁の党人事。アタシらは谷垣君には「党務で汗をかいてもらおう」と総務会長に推したが(十三日の日剰参照)、二階君留任が谷垣君は政調会長。いずれにせよ「党務で汗をかいてもうら」ことには変わりなく、アタシらの気持ちを福田二世も汲んでくれた由。高村防衛庁長官は留任でこれもアタシらの読み通り。町村君の官房長官就任もおそらく確実。我ながら実に的確な読み。外相候補の古賀誠君は党で選対。今「風水が最悪」と最も注目される農相に推挙の園田博之君は幹事長代理留任か。どうであれアタシらの意図した内閣が誕生しそうなのは確実。安倍三世が早晩に記者会見。疲弊した姿は憐れですらある。しかし記者会見での
総理大臣は、在職中に自らの体調について述べるべきではないと考え、会見で体調の変化に言及しなかった。しかし、辞任を決意した最大の要因について触れなかったことで、国民に私の真意が正確に伝わらず、申し訳なく思う。健康問題について率直にお話をするべきであった。
という発言を聞くと、「辞任決意の要因に言及しかなったので真意が正確に伝わらず申し訳ない」っていったい……。「真意が正確に伝わらず」というのは何かの発言が誤解された場合であるとか、久間君の原爆発言のような「そういう意味じゃない」時の言い訳のはず。コメントで触れていないことは正確どころか不正確にも伝わらないのが当たり前。何を考えているのかしら。晩に雑煮を食す。下郡山現君の『信じろ とぼけろ 救われろ』(秋葉工房)読み始める。アタシはほんの一、二度会ったことがあるだけなのだが彼は昭和の終った年の夏に逝去。その彼の日記、遺稿集が1995年に出版され、先日それをネットの古本屋で入手のもの。
▼葉劉淑儀の立法會港島区補選立候補表明は今週木曜の由(蘋果日報)。政府元高官らが支援、で具体的には梁愛詩が支援表明、ってそれぢゃ更に票が逃げようというもの(笑)。公務員票、とくに警察や入境事務處など制服組の票に期待だそうだが、どれだけがこの「制服組の印象悪くした上司」に投票か。「ルペンより鼻をつまんででもシラク」という点では、一見すると陳方安生だが、「香港の良心」(と言われる)陳方安生が本当にどれほどの良心なのかアタシは知らぬし、保安局長時代の印象が思いっきり悪い葉劉淑儀が、それじゃ立法會議員になったらただの愛国忠僕で「民衆の敵」か、というと意外とそうでもないような……。だからと言って「葉劉淑儀に一票」となるか、と言うと、あの基本法23条立法図った時の悪態ぶりは、まさに「千古罪人」なのだが。
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