富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2006-05-21

五月廿一日(日)数日前の天気予報では週末快晴のはずが昨日より天気崩れ今朝は本格的な降雨。昼までのんびりと雑事片づけ午後はジムで二時間くらい運動すればFCCにでも夕方飲みに行くせめてもの免罪符かと思っていたがMission ImpossibleならぬMission Possibleな用件でマカオに馳せる必要あり午後1時25分に家を出てタクシーで上環のマカオフェリー埠頭。発券とイミグレ潜り13:45のフェリーに乗船は最短時間新記録か。マカオに着き、ちょっとややっこしくなるかと思ったが切掛け上首尾でいくつか順番に用事済ませ大雨のなかClube Militar de Macau(マカオ陸軍倶楽部)のメンバー専用ラウンジで一憩。さらに用事の続き済ませ、ある程度先行き見えたので一旦フェリー埠頭で帰りのフェリーの発券済ませ埠頭前の伊太利料理屋Pizzaria Toscanaで白ワイングラスに一杯とキノコのパスタ。これが美味。慌てて先方に戻り用事終わる。ふと気づくと先方がメモに使い必要事項書き込んで当方にくれた紙の裏を見れば個人情報記載のコピー。呆れる。マカオから戻るフェリーは空いていたがピコピコと電子音うるさく、どこのバカ者がまたPSPだかでゲームかと思えば、なんと乗務員四名が後方の座席に陣取りゲームに熱中。海上で事故でもあればこんな連中に命預けているかと思うとぞっとする。香港に戻ればほんとに最後の用事が残っておりこれを済ませ21時半すぎに帰宅。
蘋果日報一面トップで「自称政治家」の行政長官Sir Donald君がマカオで陳太と密会、と。Sir Donald夫妻午前10時頃にヘリコプターでマカオ入り。マカオ行政長官何厚?氏と昼食ともにしながらの会談。陳方安生女史のほうは元・行政局メンバーの張健利(香港民主派の教父と云われ、45絛關注組が公民党結党で創設メンバーとして参加)、王葛鳴女史、HSBC重役の鄭海泉、嶺南大学学長の陳坤耀など気心知れた連中率いて午後にマカオ入り。マカオでの行程一切非公開ながら晩9時すぎにSir Donaldも陳太ご一行もそれぞれ別にマカオの埠頭に現われマスコミの取材受けたSir Donaldは陳太との面会認めたものの「唔講、唔講、我絶對無講」と何も語らず。本当に秘密裏の面談であれば香港で一対一で済むはずでわざわざマカオにまで行き陳太のほうは御一行様で明らかに親睦深めた程度のはず。ただわざと今回のマカオ面談をばマスコミにリークしたフシもありSir Donaldもヘリコプターなど使わずフェリー乗り場でマスコミに笑顔で「唔講、唔講、我絶對無講」と語るのは明らかにマスコミ受け狙い。