富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

三月十三日(月)諸事に忙殺され遅晩に至る。名前失念の年代物ポートワインをグラスに一杯。湯につかりながらBusiness Traveller誌読む。
▼Business Traveller誌3月号読んでいれば新嘉坡のチャンギ空港の新ターミナル紹介されるがチェックインカウンターの余りの簡素ぶりに何かと思えば格安航空会社専用のバジェットターミナルという施設。搭乗客の空港使用料はチャンギ空港の場合、通常S$21(US$12.89)だがバジェットキャリアにとっては全てのコスト削減が徹底されるべき、と廉価航空専用にチャンギではこのターミナル開設。使用料はS$13(US$7.98)と格安。そのうちS$6は空港での保安対策費でこれはバジェットでもセキュリティが甘くなるわけでなく同額。つまりサービス料が通常ならS$13が格安ではS$7と凡そ半額で、当然のように施設にも差があり、ターミナル内にはエレベータ、エスカレータ、それに飛行機搭乗用のエアロブリッジもなし。ターミナル内の店々もバジェットキャリアの客は購買も少ないと読んだかテナント料も半額だそうな。
自民党政調会長中川秀直君智利訪問にて智利政府内相と会談しチリで拘束中のフジモリ元ペルー大統領について「公正な待遇を受け、適切な司法手続きを経た上でペルー政府に引き渡すかどうかの決定を受けることが重要だ」と指摘。内相曰く「行政府は司法府の判断には中立だ。司法府は法にのっとって判断すると思う」。中川君、日本政府としては見守るのが基本的立場としながらも「フジモリ氏が日本
国籍を有している観点から関心を持っている」と伝えたという。築地のH君曰く曾て中共政府よりの留学生会館事件裁判への「要望」に対し日本政府「我が国は三権分立であるから、行政府が裁判の判決に関与することは不可能」とはねつけたこともあり。それに、いつから日本政府は成人の二重国籍を認めるようになったのか。フジモリ君といえばかねてから噂の支援者の女性と結婚とか。この女性についてはかつて日剰に述べた通り。

富柏村サイト http://www.fookpaktsuen.com/