富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2006-01-01

平成十八年一月朔日(日)快晴。目覚ましならず「あれ?」と思えば家中停電でブレーカー落ちている。元旦から不運。朝9時のフェリーで長州島。元旦恒例の10kmレースあり12月初旬のマカオでのハーフ以来の突然の走り。我ながら、日ごろの走りをしておらず突然の本番でよく走る、と感心。長州島は小さな離島の印象強いが、なかなかどうして一周するとちゃんと10kmあり。摂氏20度の快晴で日なたは暑いほど。今年も八旬の葉翁の勇姿あり。周囲から歓声。一時間余でレース終わり長州島の街中を少し歩き日本人のY氏夫妻経営の小食店にて「おやき」購い東湾の浜辺で「おやき」食してビール飲む。海には泳ぐ人もあり。昼すぎのフェリーで香港島に戻る。豪華位の船尾のデッキで日向ぼっこ&昼寝。中環に戻りCitysuperで日本製のかまぼこ購い中環エスカレータでハリウッドロードまで上がり散歩してFCCで午後遅い昼食。ジムで一浴し帰宅して転た寝。早晩に起きて朦朧としたままSCMP紙のSudokuで初めて難度5をきちんと済ます。ビデオニュースドットコムで橋本晃和氏(政策研究大学院大学教授)が「危うい時代の危うい民意を見事に捕まえた」小泉内閣について語る。この番組のゲストの中でも話の上手さでは秀逸。郵政民営化は小泉三世にとって郵便局が自民党の有力支持基盤であるのに彼自身が神奈川の選挙区でかつて新自由クラブ代表であった田川誠一にごっそり郵便局票をばもっていかれた私怨あり靖国はあまり何も考えていなかったが参拝してみると韓国、中国から予想以上の非難と反発を受けて「これは凄い」と愉快犯と指摘。あまりにも単純な気がするが政治など意外とそんなもの。毛沢東とて然り。晩に煮豆、かまぼこ、雑煮など食す。未明にNHK衛星で放送されていた井上陽水の特番「空想ハイウェイ III」という番組を録画で見る。忌野清志郎の出番を待つ。やはりトリ。そりゃそうだ。丹下左膳の仮装の清志郎。驚くほど、の井上陽水のしゃべりの上手さ。オバサンっぽくしているのが上手いところ。この番組、昨年にact-1、act-2に続く番組だったようで、全く知らずにいたが国際衛星放送は突然こんな番組が夜中に流れる。今年四月に高田渡が亡くなったと思うとact-2は実に貴重。
▼年末に北京に上奏に赴いた行政長官「自称政治家」Sir Donaldに対して首相温家宝君が「香港には深層矛盾の問題がある」と語ったことについて。温首相は具体的な言及さけ(この人らしいが)憶測、波紋をよぶがSir Donaldはすぐさま経済問題と誤魔化したようだが、これは明らかに政治問題。温首相の言いたいところは「中国政府への見せかけの信頼と深層の不信感」ぢゃなかろうか。なぜ中共政府を信頼できないのか、と。

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