富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

三月十日(木)曇。友引で弔問の方も少なくひっそりとした一日。だが新聞に「おくやみ」出て突然のことにといただくお電話多し。地元選出の国会議員らの弔電届く。妹に小学から中学で同級のI君の営むパン屋に連れられる。小さな店はかなりの評判で客多し。葬儀に必要な日用品(弔事の物は日用ではないか)の買い出しに100円ショップに寄る。100円ショップなるもの初めて訪れたが噂には聞いたが家庭用品から仏具までの品揃えに驚く。妹には品質は問わず使い捨てのものなら、との話が仏具に過去帳あり100円で三代だかの供養か?と驚くばかり。マツモトキヨシにも寄る。これも品数に驚くばかり。香港のWatsonsなど比べようもなし。通りかかれば偕楽園の梅も満開。父の居間に入院の直前まで飲んでいたのであろう「雲海」の綾といふ焼酎あり。酒のことばかり綴るが昏時にお清めに清酒がないこと気づき復た太蔓川屋酒店。清酒と一緒にSpringbankの10年物入手。晩は家族で少しLouis Jadotのブルゴーニュ01年飲みチーズとI君のパン。美味。晩に昨日お寺に同行いただいたK氏来宅。明日からのこと少し打合せ。誰は呼んだか誰は弔報忘れていないかと話していたらはっと「カレンちゃん」と母と妹が顔を見合わせ誰かと思い返せば二十年ほど前に郷里の花街でかなり評判のフィリピンからのホステス嬢で昼は英語教える才媛。父もかなり贔屓にし彼女なら弔報送ればフィリピンからも来てくれるのでは?と思わず皆で懐かしく笑ふ。