富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

二月廿日(日)曇。気温摂氏九度。極寒。昨日の50km走破に足腰の痛み甚し。昼前に灣仔会議展覧中心の広場に赴き廿七日の香港マラソンのゼッケン、参加者資料及び記念品受領。今年は10km、ハーフとフルマラソンで六万人参加とか。九八年だったか余が初めて参加の第二回大会参加者僅か五千人。金鐘まで歩き旺角。通菜街の萬成撮影器材公司ContaxばかりかLeicaもずらりと並び間口一軒半にずらりとお見逸れしましたとばかりに各社のカメラ並ぶ。SonyのSyber Shot-Uが二年愛用で変調来たしデジカメ買い換えの候補はContaxのU4R機。Syber Shotなどお手軽に七百萬画素の時代にこのU4Rは四百萬画素で而も値段的には各社の五百萬画素以上。デザイン的には佳能のIXYシリーズなど薄型ポケットサイズで一緒なのだがデジカメだしきっと他社生産であろうと思いつつContaxContaxContax好きにはG1で白黒、T2を色彩のスナップ用としていればデジカメも当然ContaxにしたいわけだがContaxは03年にTシリーズの流れ組むとして発売のデジカメTVSは14万円でさすがに手が出ず。それがSL300R T*発表。これはドラゴンアッシュの事務所社長のK君が先日来港の際にお持ちで初めて手にすればやはりチタンシルバーのボディが「Contaxだよなぁ」と実感。その後継機種がこのU4R。陳列棚にはこのU4Rの隣にTVSデジタルが鎮座ましまし「買えもせぬが」と値段尋ねれば驚くなかれSL300R T*と同値。発売当時の価格の三分の一以下とはマジだろうか。確かに手にとればデジカメは所詮デジカメで高級感もなく今になって思えば「これで14万円?」と思うのが正直なところ。それに比べて画素は百萬落ちるがU4Rのほうが俄然、美しい。で決定。萬成撮影器材、店員の知識といい店内の見事な品揃えといい客の質といい香港では屈指。午後は九龍の風呂屋にて按摩、垢抹。早晩にFCCにてドライマティーニハイボール。デジカメの取扱確認しつつ充電完了。添付の画像はU4Rでのテスト撮影。FCCのバー。バーでの卓上。地下鉄の車内は設計が設計ゆへ目の前の至近距離にいる人も撮影されたことに気づかず。盗撮可(笑)。晩にランニングクラブの幹事会(といふ名目で)尖沙咀はKimbereley街の韓国料理屋・荘園。韓国料理屋多き尖沙咀の鶴橋とでも呼ぼうかKimbereley街でこの店と名前失念の隣家の二軒はかなりの繁盛。行列できるほど。確かに美味で廉価。終わってカラオケ組と帰宅組に別れ余はカラオケ苦手で帰宅。ところでContax関係のサイト見ていて思ったのだが、この「ホテル京セラ」とは何なのだろうか。京セラと名告るのだから京セラの関連会社なのだろうが「セラ」がどうもセラミックのセラぢゃなくて「ケセラセラ」のセラに聞こえて「ホテル京セラ」が赤坂の高級クラブ・ミカドとかと同じ妖しげな響きに感じてならず。
▼昨晩波蘭国立歌劇団公演会場にて歌劇の幕間毎に携帯のCDに耳傾ける老人あり余程の音楽好きだろうが耳筒でなくヘッドフォン用いて而も坊主社のQuiet Comfort-2といふ凝りよう。このヘッドフォンの売上げ好調といふが利用者は余のほかに初めて見る。而も余は飛行機搭乗以外には持ち歩かず。

富柏村サイト http://www.fookpaktsuen.com/