富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

七月十四日(日)快晴。昨晩『噂の真相』初めて康夫ちゃんの東京ペログリ日記最初に読まず巻頭から読み始めしかもペログリ日記を読む途中にて寝入る。おそらく初めてのこと。康夫ちゃんの知事日記としては必読なのだが首都高の非常帯に車を止めてPGだとか朝起きて人妻とTSとかの大らかなる性生活と辛辣な世評が日記より失せてしまったがためか。高温警報発令の下Mclehose Trailの3のみ。十一名参加し大阪T君、ケベックT君と先行し二時間四十分にて昼前に3終わる。昨日に比べ走らぬ分体力の消耗多からず丁度鶏公山の上りで日が陰り助かる。余力あり鶏公山からの下り走る。昼に両T君と西貢のパブ The Dukeにてギネス飲み一憇。
▼演舞場にて勘九郎、直美にて『桂春団治』。日本に帰るたびに偶然勘九郎の芝居ばかり観て(浅草パラダイス、野田版研辰の討たれ)浅草パラダイスは直美の好演だったが春団治は寛美の当り芝居、寛美に瓜二つの直美もさすがに春団治は演じられず勘九郎となったわけだが、観もせず予想で言うのは恐縮だが中村屋口跡だけは難あり興奮すると舌足らずセリフが口に籠ってしまひしかも関西弁ではあまり期待できまひ。関西弁で喜劇をみたいのは仁左衛門(というより孝夫)だが春団治ではニンが違いすぎる。春団治(または寛美)を今の役者でやるなら祇園の舞妓(19)相手に自らの国宝をご開珍して遊ぶ姿がフライデーに掲載された鴈治郎(70)以外になし。